うつ病や統合失調症などの精神障害者を支援しつつ、健常者にも理解を深めてもらおうと、就労支援と啓発活動を手掛ける施設「ゆめが丘DC」が、横浜市泉区にオープンした。運営するNPO法人「シルバーリボンジャパン」の関茂樹さん(33)は、「精神障害の正しい情報を発信したい」と話している。 (志村彰太) シルバーリボン活動とは、米国で一九九三年に始まり、精神障害が脳や心の病気であることを知ってもらい、誤解や偏見を解こうという取り組み。賛同者は、リボンの形をした銀色のピンバッジやステッカーを購入する。現在はメキシコやシンガポールなどにも広がっており、日本では二〇〇二年に福島県楢葉町の男性が持ち込んだ。