国内の精神疾患患者数は392万人(2014年、厚生労働省障害保健福祉部作成の資料より)を超え、30人に1人が通院や入院をしているといわれます。精神疾患はもはや身近な病気です。一方、病気の自覚がない人や、症状が慢性化した人ほど、医療につながりにくい現実があり、家族も苦しんでいます。危機的な家庭からのSOSを受け、本人を説得して医療機関に移送するスペシャリスト、押川剛さんとともに、家庭内や地域でどのように対処すればよいかを探ります。
国内の精神疾患患者数は392万人(2014年、厚生労働省障害保健福祉部作成の資料より)を超え、30人に1人が通院や入院をしているといわれます。精神疾患はもはや身近な病気です。一方、病気の自覚がない人や、症状が慢性化した人ほど、医療につながりにくい現実があり、家族も苦しんでいます。危機的な家庭からのSOSを受け、本人を説得して医療機関に移送するスペシャリスト、押川剛さんとともに、家庭内や地域でどのように対処すればよいかを探ります。
患者と向き合う、大西医師。多くの遺族が「後悔」を口にするという。近著に『遺族外来 大切な人を失っても』(河出書房新社)(撮影/写真部・小原雄輝)この記事の写真をすべて見る 親の看取りは誰しもが経験するもの。しかし、ゆっくりと最期のお別れをすることができなかったと、後悔する人は多い。まだまだ元気だからと、話し合わずにいると、その日は急にやってくる。お墓のこと、相続のこと、延命措置のこと、そろそろ話し合ってみませんか? AERA 2017年7月10日号では「後悔しない親との別れ」を大特集。家族を亡くした遺族も医療で支えるという「遺族外来」を取材した。 * * * 「私は、母を幸せにできなかったのでしょうか……」 昨年6月、都内に住む女性(40代)は、埼玉医科大学国際医療センター(埼玉県日高市)の「遺族外来」を訪ね、大西秀樹医師にそう尋ねた。 女性は数週間前に母親(70代)をがんで亡くした。
薬物依存症からの回復支援施設「ダルク」の退所者のうち15.1%が就職し、経済的に自立した生活をしていることが6日までの厚生労働省研究班の全国調査で分かった。実家からの支援や生活保護の受給なども含めれば37.8%が施設を出て地域で生活していたという。研究班は2016年度に調査を実施、全国の52施設から回答を得た。16年9月30日時点でダルクの定員の合計は1518人で、利用者数は972人。15年度
薬物依存症者の社会復帰は容易でない。とりわけ、未成年の子供を持つ女性の場合は、薬物依存からの回復だけでなく、経済的な自立や育児など課題は多く、周囲からの適切な支援が不可欠だ。ファイザーが主催したプレスセミナー「受刑者の健全な社会復帰を実現するために」では、20年以上にわたり女性の薬物依存症者の社会復帰を支援してきた特定非営利活動法人「ダルク女性ハウス」代表の上岡陽江氏が、薬物依存症の女性への子育て支援の必要性を訴えた(関連記事1、関連記事2、関連記事3)。
精神科に通う当事者から話を聞き、その世界観を感じてもらう催しが、浜松市浜北区の「なゆたホール」で開かれた。4人の当事者が精神疾患から回復まで苦しみながらも、周りの支援を得て前向きに生きていく体験談を披露し、「話し合ってお互いが理解し合うことが大事だと感じた」などと話した。 イベント名は「2017じゃんだらにぃwithあ~とdeい~ら」で、今回で9回目。「じゃん」「だら」「にぃ」は遠州弁の語尾で、「いーら」は「いいね」の意味。「当事者に…
塩崎恭久厚生労働相は12日、岩手県を視察し、東日本大震災の被災者の精神的なケアを担う岩手、宮城、福島3県の「心のケアセンター」の連携を強化するため、必要な事業費を来年度政府予算に計上する方針を示した。8月の概算要求に盛り込む。センターは県ごとに運営されており、担当者が定期的に会議を開き、成功事例や課題を共有することでより効果的な対策を目指す。塩崎氏は
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く