東京・秋葉原の歩行者天国で2008年、7人が死亡し10人が重軽傷を負った無差別殺傷事件から8日で10年。加藤智大死刑囚(35)がトラックで突っ込み通行人を次々と襲った現場には、犠牲者を悼む人たちが朝から献花に訪れ、街の安全を願った。 仕事の合間に手を合わせた男性(30)は「ごめんな」とつぶやいた。犠牲になった川口隆裕さん(当時19)は中学時代のハンドボール部の後輩。試合でミスしたときに照れ隠しに苦笑いする川口さんの表情を今も覚えている。「事件直後は毎日彼を思い出したのに、次第に数日に1度、1週間に1度になってしまった。10年がたって感傷が薄れてしまった。この10年、自分には何もできなかった。そのことを謝った。でも絶対に忘れない」 会社員の中川原雄平さん(33)は、あの日、秋葉原に出かける予定だったという。「言葉にならない悲惨な事件に、自分も巻き込まれていたかもしれない。二度と起こらないよう
東京都目黒区で虐待を受けたとされる船戸結愛(ゆあ)ちゃん(5)が3月に死亡した事件で、警視庁は6日、すでに傷害罪で起訴されている父親の無職船戸雄大容疑者(33)を、保護責任者遺棄致死の疑いで再逮捕し、母親の優里容疑者(25)も同容疑で新たに逮捕した。同日発表した。2人とも容疑を認めているという。 捜査1課によると、2人は1月下旬ごろから結愛ちゃんに十分な食事を与えずに栄養失調状態に陥らせ、2月下旬ごろには結愛ちゃんが衰弱して嘔吐(おうと)するなどしたにもかかわらず、虐待の発覚を恐れて病院を受診させることをせずに放置。3月2日に低栄養状態などで起きた肺炎による敗血症で死亡させた疑いがある。 雄大容疑者は2月末ごろに結愛ちゃんを殴ってけがをさせたとして傷害容疑で逮捕、起訴されていた。 結愛ちゃんの体重は死亡時、同年代の平均の約20キロを下回る12・2キロだった。部屋からは、「もっとあしたはでき
特殊詐欺「軽い気持ちで」=暴力団の影、逃げられず-少年ら証言集めDVD・警視庁 指定暴力団 特殊詐欺に加担した少年らの証言をまとめたDVDを見る高校生ら=4月27日、東京都内 おれおれ詐欺など特殊詐欺に加担する未成年者が後を絶たない。「遊ぶ金欲しさに軽い気持ちだった」と話す少年ら。背後には暴力団の影がちらつき、「嫌だったけど、暴力を振るわれるので逃げられなかった」と明かす。警視庁は証言をまとめた啓発DVDを作成し、加担防止に力を入れる。 偽検察庁HPに誘導=特殊詐欺で新手口-警視庁 詐取金を受け取る「受け子」役を繰り返して逮捕された少年(19)は、先輩から「稼げる仕事がある」と誘われたと話す。詐欺だと分かったが、身分証を取られ、逃げようとすると暴行された。暴力団も絡んでおり、「逃げると友達も暴行されるし、お金が稼げるなら」と自分を納得させた。 最初は被害者に申し訳ないと感じていた。しかし、
性暴力被害者へのワンストップ支援センター「あおもり性暴力被害者支援センター」(青森市)への相談件数が、昨年4月の開設から1年で延べ445件となった。 センターには、女性だけでなく男性からも相談が寄せられており、職員が男性への対応方法を学ぶなど、態勢を強化する方針だ。 センターは性暴力被害者の相談を受け、青森県警や県産婦人科医会、県などの関係機関と連携しながら、途切れなく必要な支援をしていく。要望に応じ、性暴力被害者への対応を準備している医療機関への紹介や、受診に付き添うこともある。被害者の不安軽減のため、警察や裁判所に同行することもある。 県青少年・男女共同参画課によると、昨年4月~今年3月の1年で、相談者は79人、事案数は74件だった。相談内容は、強制性交などが34%と最も多く、強制わいせつは20%、家庭内トラブルなどが18%で続いた。 昨夏の刑法改正で、「強姦(ごうかん)罪」が、男性も
障害のある長男(42)を檻(おり)に閉じ込めたとして、兵庫県三田(さんだ)市の無職山崎喜胤(よしたね)被告(73)が監禁罪で起訴された事件で、三田市と市社会福祉協議会は28日、山崎被告の親族の女性が長男について5年前、市社協に相談した記録が見つかったと発表した。市はこれまで、「ここ数年の相談の有無は、記録に残っておらず、わからない」としていた。 同日会見した市と市社協によると、市社協のシステムに2013年8月の相談記録が2件あった。同2日付は女性から市障害者生活支援センターに電話、同5日付は女性がセンターを訪れ市社協相談員が対応したとの内容という。 同5日付記録によると、相談員は長男の障害者手帳の有無などを市に確認。福祉施設入所を相談する女性に、施設の情報や、希望があれば当事者宅への訪問も可能なことを伝えたという。女性は当事者の親に相談すると話したという。 市健康福祉部は会見で、残っていた
園児たたきつけ重傷負わす=容疑で元保育士逮捕-滋賀県警 保育園で1歳10カ月の園児を床にたたきつけ、重傷を負わせたとして、滋賀県警大津署は19日、傷害容疑で元保育士の無職河合かなみ容疑者(27)=大津市千町=を逮捕した。「かっとなってやった」と容疑を認めているという。 1歳児死亡で両親提訴=保育施設と市に賠償求め 逮捕容疑は3月15日午前11時半ごろ、大津市内の民間保育園の施設内で、女児を抱え上げ、床にたたきつけて左足首付近を骨折させた疑い。 同署によると、河合容疑者は暴行後、父親に「園でけがをしたようなので、病院に連れて行きます」と連絡。病院で女児に付き添った父親が不審に思い、同署に被害を届け出た。河合容疑者は3月31日に保育園を退職していたという。(2018/04/19-19:10) 【社会記事一覧へ】 【アクセスランキング】
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