兵庫県姫路市で今年5月、両親から1歳の次男が暴行を受け、意識不明の重体となっている事件で、暴行の約2カ月前、市が両親と一度も面会できないまま虐待リスクについて「一時保護の緊急性は低い」と判断していたことがわかった。市が3日、記者会見を開き、明らかにした。 この事件では、建設作業員の父親(30)が傷害罪で起訴され、公判中。母親(24)は暴行罪で懲役1年執行猶予5年の有罪判決を受けている。 市こども支援課などによると、両親は姫路市から同県市川町にいったん転出した後、今年1月に次男とともに再び転入。市は、約2年前に長男(7)も同市内で虐待を受けて児童福祉施設に入所していることを把握していた。 次男は乳幼児健診を受けておらず、育児放棄の恐れもあるとして、市の保健師が2月の日中に6回、自宅を訪問したが、両親と次男には会えなかったという。 このため、同課は3月に虐待のリスクを判定しようと、国の手引に基
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