義務教育から、多様な性について教える必要がある――。児童生徒のころにいじめを受けることが少なくない性的少数者のこんな声を記事で紹介したところ、小中学校の先生たちから「授業で初めてLGBTを取り上げた」というメールが届きました。小中学生に多様な性について教えるのは時期尚早なのでしょうか。寄せられた意見をもとに考えます。 中学校では「まだ早い」 多様な性について教えてほしいという、性的少数者の思いを覆す形で、今年3月に告示された小中学校の次期学習指導要領に、「思春期になると、異性への関心が芽生える」(体育)の記述が残りました。読者から様々な意見が届きました。 神奈川県の地方公務員の女性(53)は数年前、性別に違和感のある高校生が「中学で制服や体育など男女で区別があることがつらかった」と講演会で話すのを聞いたそうです。女性は仕事で訪れた中学校で教員に「LGBTをテーマにしたワークショップを開きた
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