世界で高齢化の最先端を走る日本。だが、日本ほどではないとはいえ、少子高齢化は先進国に共通する現象であり、想定外に長くなった老後の過ごし方に、どの国の人々も悩んでいる。アッパーミドルクラス向けのCCRC(Continuing Care Retirement Community, 継続介護付き定年後居住施設)を世界で展開する米国の最大手、アクティブ・リビング・インターナショナルのデビッド・コリンズCEO(最高経営責任者)に話を聞いた。 (聞き手は広野 彩子) アクティブ・リビング・インターナショナルは米国でアッパーミドルクラス向けの、継続的な介護サービスの付いた高齢者向け定住施設の整備、すなわちCCRCの整備で成長してきたと聞いています。 デビッド・コリンズ(以下コリンズ):1980年ごろからこのビジネスにかかわっています。住民の平均年齢は当初は76歳ぐらいでしたが、今は87歳になっています。
![タワーマンションが認知症ケア施設になる未来:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/056428f81e558478516bec363dd3702a354b6a73/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fatcl%2Finterview%2F15%2F238739%2F122400110%2Ffb.jpg)