「メダカ×福祉事業」。 発足から半年で定員オーバーの超人気ぶり。他の福祉事業所と一線を画す就労支援を展開する株式会社あやめ会に、福祉関係者からの訪問客が後を絶たない。 メダカ販売による工賃の底上げ。さらにメダカの育成、陳列、販売を通じ経済活動のプロセスを体験。そして、自分の好きなことに取り組めるカリキュラム。 着想から10年以上、ついに実現したこの事業モデルへの熱い思いを、株式会社あやめ会代表の青木崇浩さんが語ってくれた。 何十万人に1人の難病に絶望した20代はじめ もともと福祉の道には興味がなかった青木さん。祖父が会計士、父親が税理士ということもあり、大学卒業後は会計事務所で働きだす。 青木さんは学生時代のときからの趣味として、メダカを飼育していた。さらに全国各地の珍しいメダカを写真におさめ、それらを紹介する「めだかやドットコム」というwebサイトを運営。1年間で100万アクセスを記録す