香川県琴平町の松尾寺(横山隆也住職)で、銘文が記された空海像が見つかった。県立ミュージアムが解読した結果、1319(文保3)年に作られたものと判明。同県内の空海像の制作年が確定するのは初めてで、同ミュージアムは「県内の空海信仰を知る上で貴重な史料」としている。 像は木製で、高さ約75センチ。複数の木を組み合わせる寄せ木造りの手法が使われている。 銘文は、像内部の空洞に墨書で記されている。内容は、「讃岐国仲郡(現在の中讃地域)にあった善福寺の行慶と宗円という僧侶の命で、文保3年1月14日から2人の仏師が作り始めた」というもの。調査に協力した横山住職(71)が座像の底板を外して発見した。 銘文が指す「善福寺」がどこの寺なのかは、分からないという。ただ、後から書き足すことが難しい場所に銘文が記されていることなどから、同ミュージアムは「像を作った時に書かれたもので、内容は信頼できる」と判断した。
関東大震災(1923年)から9月1日で85年。被災直後の横浜市内を記録した写真帳が、東京都葛飾区の渡辺治さん(85)方で保存されていたことが分かった。収められた150枚の写真すべてに建物名や町名などの説明が添えられている。現存する横浜の震災写真帳では最も上等に作られており、撮影場所が分かる写真がこれだけ多く見つかるのは初めて。専門家は「非常に貴重な資料だ」としている。 写真帳は、表紙に「震災直後ノ写真目録」と印刷された折本。黒い布で覆った縦24センチ、横34センチの板26枚にLサイズの写真が4枚ずつ張られている。それぞれ「18 グランドホテル跡」「38 市役所」などと通し番号と活字の説明が付き、震災1年の追悼式が最後。撮影者や作成者は記されていない。 渡辺さんは生まれてすぐに現在の横浜市南区で被災した。写真帳は市内の生糸輸出商社で働いていた父の故太三郎(たさぶろう)さんが持っていた。渡辺さ
豊島が送信する業務上のメールには、必ず電子署名が添付してあります。 昨今のウィルス・SPAMメールは From: 欄の詐称を行うのが普通であり、 電子署名の無いメールで From: 欄に豊島のアドレスが表記されていても、 それは偽物です。(2005/02/03)
「古書の森日記」に出てきた博文館発行の雑誌と書籍のみ引き替えられるチケットとしての「図書切符」。似たような「書籍切手」について、森銑三が『明治東京逸聞史』に書いていた。 書籍切手(同上[開花新聞]十七・三・二十五) 同紙に、兎屋で書籍切手を拵へたことを報じてゐる。 「広告の親玉銀座の岩谷につゞいて、開花の商人南鍋町の兎屋にては、今度書籍切手を発行し、十銭以上百円まで、数種に分かち、望みの書物及び法帖と引換へらるゝ由、進物などには至極重宝なり」 商品切手の歴史は知らないが、にんべんなどでは、旧幕時代から、もうしてゐたやうに思ふ。 明治17年には「書籍切手」が存在していたらしい。「にんべん」とは、どういう意味だろう。 - ちくま新書から9月10日発売予定の島薗進『宗教学の名著30』。『ちくま』9月号によると、「哲学、歴史学、文学、社会学、心理学など多領域から宗教理解、理論の諸成果を取り上げ、現
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