バウハウスは、1994年に創立75周年を迎えました。これを記念する展覧会などの行事がドイツ、そして日本でも行われました。そうして、バウハウスの再浮上、再検証が胎動してきたように思います。これまでのバウハウス研究ではすでに数多くのキーワードが使用されてきました。「表現主義」、「ロマン主義」、「機能主義」、「合理主義」、「芸術と技術の統合」、「バウハウス様式」などがそうです。しかし、これらはそれぞれが正しいとしても、バウハウスの「ある一面」を示すもので、どれ一つとしてバウハウスの様相を的確に、包括的に指し示すことはできません。ここにバウハウスの多様性の全体を捉えることの難しさがあるのです。 1919年にバウハウスがヴァイマールに創立、試行錯誤した後、デッサウに移転、そこで隆盛期を迎え、1933年にはベルリンにおいて終焉。この14年という短命のバウハウスがもちえた多大な影響力はどこからくるのでし
バウハウスとキッチン。 意外な組み合わせに感じます。 思うに、モダンデザインをふくむヨーロッパの「モダニズム」というものは、大きかったり、速かったり、機能的だったり、そういった男性的なアレコレが主役になった時代で、料理とか家事とか、いわば女性の領域は軽視されてたのかなーという感じが、ちょっとしますよね。 でも、さすがバウハウス。 そういったモノも昔っからしっかり押さえてましたよ、という展覧会です。 ©汐留ミュージアム バウハウス・テイスト バウハウス・キッチン展 2010年 バウハウスのマイスター(教授)だった、オスカー・シュレンマー Oskar Schlemmer邸のキッチンを再現した展示です。 ©汐留ミュージアム バウハウス・テイスト バウハウス・キッチン展 2010年 台所用具やキッチンまわりの感じとか、ほとんど基本は今と変わらない気がします。 ティーポットとカップのセットをはじめと
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