新型コロナウイルスの影響を受け、米紙「ワシントン・ポスト」のテクノロジー担当記者の在宅勤務が始まった。SARS流行時にも香港で自己隔離を経験した同記者は、17年前と違って今は「ウーバーイーツ」も「ネットフリックス」もあるから快適な引きこもり生活が送れると思っていたら……5日目で心が折れた。 「ネトフリ隔離ライフ」はバラ色ではなかった 私が最後にオフィスに行った日から8日が経った。カリフォルニアで働く多くの人たちと同じように、私は今、自宅で仕事をしている。新型コロナウイルスの流行拡大と感染を防止するためだ。 感染症の大流行を経験するのは初めてのことではない。17年前、私は香港のアパートに3週間、自己隔離したことがある。SARS(重症急性呼吸器症候群)の感染が拡大していたときだ。 ひげが伸び放題になる私の在宅勤務のスタイルは、17年前と変わらない。けれど今回、インターネットの存在がその他のすべ