DNP五反田ビルで行われたトークショー「秀英体 平成の大改刻の道のり」に行ってきた。 出掛ける前に『秀英体研究』を眺めていたので、扉裏にあるスタンリー・モリスンの警句が会場のスクリーンに映されていて、おおっと思った。片塩さんのお話は、そのことばに触れることからはじまった。 『秀英体研究』の最終章は「秀英体、平成の大改刻へのすすめ」だ。このときの調査の結果である「秀英体活字調査報告書」は、書籍化された『秀英体研究』の4倍程度の量があったそうな。 片塩さんのお話は所定の時間をオーバーしていたようだが、まだまだ話し足りないのではないかという印象。「機械の話をするとみな嫌がる」とおっしゃっていたのが印象的だった。