本日の朝、NHK総合で“奇跡のエンターテイメント、国宝・信貴山縁起絵巻の大宇宙”という面白い番組をやっていた。 この絵巻はこれまで、昨年、大勢の人がおしかけた“大絵巻展”(京博)をふくめて3回みたので、物語のストーリー展開や一つ々のシーンは頭の中に入っている。 はじめて見る絵巻ではないから、新鮮さというのはないが、この番組はこれまで知らなかった話しや絵師の表現方法の解説をしてくれたり、美術家、森村泰昌の作品をみせてくれたので、“飛倉の巻”、“延喜加持の巻”、“尼公の巻”の魅力をさらに感じることができた。公共放送の役割とはいえ、NHKの美術関連の番組は内容があり、知的な刺激を受けるものが多い。最近はTV東京の“美の巨人たち”がつくりだした“アート・エンターテイメント”も取り込んだ番組づくりになってきたので、見ていて面白い。 “信貴山縁起絵巻”のハイライトは上巻“飛倉の巻”と中巻“延喜加持の巻