第1話 本木昌造・平野富二、危機一髪―幕府輸送船長崎丸二号遭難始末 第2話 明朝体が上海からやってきた―ウイリアム・ギャンブルの来崎 第3話 移転を繰り返すミッションプレス―美華書館跡地考 第4話 四角の中に押し込めること―築地活版の仮名書体 第5話 ゴマンとある漢字―増え続ける漢字数 第6話 漢字に背番号―一九世紀のコードポイント 第7話 Meは横組み、拙者は縦組み―幕末・明治の和欧混植 第8話 無名無冠の種字彫師―活字書体を支えた職人達 第9話 毛筆手書きの再現はうまくいくのか―連綿体仮名活字の開発 第10話 アイディアは秀、字形は不可―偏傍・冠脚を組み合わせる分合活字