四国電力は23日、伊方原発3号機(愛媛県)の原子炉建屋内で、微量の放射能を含む水450リットルが漏れたと発表した。放射能量は約54万ベクレルで、国への報告基準370万ベクレルより低く、外部への影響や作業員の被曝(ひばく)はなかったという。 四電によると、水漏れがあったのは、放射能を含む1次冷却水の循環ポンプの部品を水中保管する容器。部品には放射性物質が残留しているため、容器内の水も微量の放射能を含む。22日午後1時50分ごろ、容器のホースから水が漏れているのを作業員が見つけた。通常は上向きにテープで固定してあるホースが床に落ちていたという。