広報担当に研究者 理系研究成果、学外へ発信 東北大 記者説明会で司会を務める長神さん(左)=仙台市青葉区の東北大病院 大学間競争を勝ち抜こうと、東北大の理系研究科が研究者を広報担当者として積極的に採用している。建学以来の伝統が「研究第一」の東北大だが、「せっかくの成果が学外に十分に伝わっていない」との反省を踏まえた。担当者らは科学全般の基礎知識や専門領域の研究経験を生かし、大学と一般社会をつなぐ橋渡しの役割を担う。 仙台市青葉区の星陵キャンパスに立地する東北メディカル・メガバンク機構。特任教授で広報を担当する長神風二さん(38)は、研究者と市民の関係などを考える「科学コミュニケーション論」が専門だ。 東大大学院で生物物理化学を専攻したが、研究者と社会とのつながりが希薄なことなどに問題意識を抱き、日本科学未来館(東京)などで展示企画に携わった異色の経歴を持つ。 2008年からは、東北大
変われるか東大 改革目指し、教養学部の若手教員ら分析4学期制の導入などについて説明する浜田純一・東大総長=19日、東京都内 東大教養学部内部委員会の指摘 【川見能人、大西史晃】東京大が2015年度末までに4学期制を導入する方針を固めた。ただ、これはグローバル化対応への施策の一つに過ぎず、改革の本丸は教育内容の見直しだ。4学期制導入をうたった検討会議の答申には、様々な教育改革案も盛り込まれた。東大で何が問題になっているのか。教養学部の内部委員会が3月に作成した報告書に、生々しく記されていた。 ■「点数主義」教育内容ほぼ全否定 「個としての主体性を発揮しようとしない」 「自分の関心より、高得点が望める授業の履修を優先させる傾向がある」 「批判的思考、国際感覚に乏しく、英語力が低い」 報告書には、東大生についての厳しい評価が並ぶ。その原因は「本学がつくっている」とし、「学部教育としては不十分」と
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