PKを6回蹴りなおし
後半途中に代表デビューを果たしたが、決定機を逃し、悔しがる播戸竜二。播戸を筆頭に、この日の日本代表はフレッシュなメンバーが顔をそろえた【 Photo by 大友良行 】 日本が過去にガーナと対戦していたという事実は、私にはちょっとしたトリビアだった。最初の対戦は、1964年10月16日の東京五輪で、スコアは2−3。これは私が生まれる前なので当然記憶にないわけだが、それから30年後の1994年7月8日と14日にも2試合行われていたのは初耳であった。ちなみに前者は瑞穂陸上競技場で、後者は神戸ユニバー記念競技場で行われ、それぞれ3−2、2−1で日本が競り勝っている。この2戦は、ブラジル人のパウロ・ロベルト・ファルカンが日本代表監督に就任して3試合目と4試合目にあたり、新体制後の初勝利となったのが、このガーナ戦であった。 それにしても、この試合を覚えている方は、果たしてどれくらいいるのだろう。
入場する新日鐵とノルブリッツの選手。今年も天皇杯の季節がやってきた【 photo by 宇都宮徹壱 】 ■今年の天皇杯は厚別から 早いもので、今年もまた漫遊の季節がやって来た。 平成18年9月17日、日曜日。この日、全国各地で第86回天皇杯、全日本サッカー選手権大会の1回戦が行われる。当初は「女子と少年以外のあらゆるカテゴリーが見られる大会」という、ただそれだけの理由で、ほとんどメディアからは顧みられない1回戦から取材を続けてきた。しかし、過去2大会に密着しているうちに、私はこの日本最古の由緒あるカップ戦にすっかり魅了されてしまい、とうとう3度目のシーズンを迎えることとなった。 そんなわけで、今年も日本列島を北へ南へと漫遊しながら、今年の天皇杯をフルカバーでお伝えする予定である。来年の元旦まで、何卒よろしくお付き合いください。 さて、肝心の1回戦をどこで観戦しようか。あれこれ考えてみ
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2006_0904 FC TOKYO vs THESPA KUSATSU Komazawa Olympic Park General Sports Ground
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