アクロン (USS Akron, ZRS-4) は、1930年代にアメリカ海軍が運用した硬式飛行船である。 船名は、建造を担当したグッドイヤー社の本社が存在する都市名(オハイオ州アクロン)に因む。 概要[編集] 第一次世界大戦前後の時期の航空機は、おしなべて航続距離が短く、貨物搭載量も限られていたため、これらのデメリットを解消すべく、飛行船の軍事利用が模索されていた。そうした背景の中、アクロン号は現代の早期警戒機に近い構想に基づき建造された。 硬式飛行船であったアクロン号の全長は240m(当時米海軍で最大だったコロラド級戦艦でさえ全長190mであった)に達し、ガスの総容積は18万4,000m3に達した。ガスはヘリウムが用いられている。偵察能力を向上させるために、航空機を5機搭載していたほか、洋上(地上)からの攻撃を避けるために、偵察要員を乗せたゴンドラ部分だけを上空から数百m下方へ降ろす装
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