Microsoftが複合現実(MR)ヘッドセットの次期モデル「HoloLens 3」の開発を2021年半ばに打ち切り、結果として同社のメタバース戦略が混乱に陥っているとBusiness Insiderが報じた。また、Microsoftの2画面デバイス「Surface Duo」の情報で定評のあるWindows CentralのZac Bowden記者は、この「Android」搭載デバイスの第3世代モデルについて、2022年中に発売されることはなさそうだと伝えている。 もし事実なら、これらの延期は必ずしも悪いニュースではないというのが筆者の見解だ。製品が期待に応えられないのであれば、機能や戦略をむやみに投入してうまくいくのを願うのではなく、いったん立ち止まって仕切り直すのは悪いことではない。 まずHoloLensについては、仮に報道の通り2021年に中止または延期されていたとしても、これが初め