国内でスマートフォンの普及が進むなか、独自の工夫を凝らした「格安モデル」を武器に「スマホ戦争」に名乗りを上げるベンチャーが出てきた。 スマートフォンを扱う通信会社は多くの場合、利用者と2年契約を結ぶことで端末料金を割り引いている。 インターネット網使った「モバイルIPフォン」 例えばソフトバンクモバイルが販売する米アップルの「アイフォーン(iPhone)4」は、16ギガモデルの端末代は月々480円だ。これに通話料やデータ通信を合わせると、毎月の支払いは安ければ6000円台が目安となる。 これに対して、破格の値段でスマートフォンを提供する事業者がある。日本通信だ。自前の通信網を持たず、NTTドコモの3G回線を借りて「bモバイル」の名称でデータ通信事業を手掛けている。2011年1月に発売したスマートフォン「イデオス(IDEOS)」は、通話料とデータ通信料を合わせて「月額3000円」をうたう。中