Classless Inter-Domain Routing(CIDR、サイダー[1])は、インターネット上のルーターにおけるルーティングテーブルの肥大化速度を低減させるための機構であり、ISPや組織にクラスA、B、Cを全部ではなく部分的に割り当てることでIPアドレスの浪費を防ぐ機構である。CIDR記法でアドレスを記述でき、アドレスの集約的表現が可能で、アドレスブロックの委譲も容易である。 Domain Name System (DNS) が考案されてから約10年間、IPアドレスをクラス分けして割り当て、ルーティングする方式はスケーラブルでないことが明らかとなってきた(RFC 1517 参照)。この問題に対処するため、Internet Engineering Task Force は1993年、新たな規格として RFC 1518 と RFC 1519 を発表した。これらは新たなIPアドレス