ここ2回ほど、エンジニアの育成という観点での記事が続いていますが、今回もその流れで「資格」というものについて書いてみたいと思います。毎回この連載は筆者の経験に基づく私見のカタマリですが、今回はそれが特にヒドイことを含んだ上で読んでいただければ幸いです。 「資格否定派」の筆者がアリだと思う資格 公認会計士や弁護士といった、資格がないとそもそも活動できないような業種は別にして、IT系の資格というのは昔から賛否両論あります。 筆者は昔は超資格否定派でした。資格もっていることを逆にマイナスに見ていたくらいです。「レジュメに資格を書くということは、実務面でアピールできることがないからだろう」と思っていたものです。 こう過去形で書くと、「じゃあ今は肯定派なのか?」と思われるかもしれませんが、今も否定派なことには変わりありません。ただ、賛成できるケースもないわけではないな、と思うようにはなりました。