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円城塔 道化師の蝶の検索結果1 - 12 件 / 12件

  • アニメ『ゴジラ S.P』始動【2】作家・円城塔「脚本を書き上げた今も、ゴジラとは何かを問い続けている」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

    いまや日本だけでなく世界でも人気を博す「ゴジラ」。1954年に第1作の映画が公開されてから現在に至るまで、国内外問わず生み出された30を超える作品数がその人気を物語っているだろう。そして2021年、令和にして日本国内では初のTVアニメシリーズ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』がスタートする。さまざまなエンタメ分野で活躍するクリエーターやアーティストへインタビューする本連載「Creators Book」で、『ゴジラ S.P』スタッフ・キャストの本作へ込めた創意工夫や思いに迫る特集を4回にわたって掲載します。 2回目はシリーズ構成・脚本を務めた円城塔さんに、参加経緯や本作の苦労と制作秘話を聞きます。 ■関連記事 【1】高橋敦史監督「意味のないシーンやセリフは一つもない」 【3】徹底的に“天才”を演じきる 声優・宮本侑芽、新しい役柄への挑戦」 【4】声優・石毛翔弥 旧作からの学びを糧に、

      アニメ『ゴジラ S.P』始動【2】作家・円城塔「脚本を書き上げた今も、ゴジラとは何かを問い続けている」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
    • 小説案を5つ 円城塔|Hayakawa Books & Magazines(β)

      作家というものを仕事にしている。 どちらかというと、想像でものを書いていくタイプである。嘘のような本当の話、本当のような嘘の話というものを扱わせればそれなりだと、自分では考えている。 自分のような書き手にとってチャンギージーの『ヒトの目、驚異の進化』はもうこれだけを元ネタに小説を5、6本はひねりだせようという代物である。ふつうに書評を書くよりも、この本を読んでこういう小説を考えた、という着想をメモ書きした方が楽しくなりそうであるのでそうする。 全体が4章で構成された本であるから、各章からひとつずつ、4つの小説案をひねりだしてみることにしたい。 「感情を読むテレパシーの力」 あなたはこのところ売り出し中のA.I.氏なる人物の手になるテキストの調査を依頼される。およそあらゆる種類の文章を自在に生成し、人々を惑わす氏のテキストは、嘘と本当、フィクションとノンフィクション、フェイクとトゥルース、虚

        小説案を5つ 円城塔|Hayakawa Books & Magazines(β)
      • 円城塔さん「怪談」インタビュー 「直訳」で浮かび上がる不思議の国・日本|好書好日

        円城塔さん=撮影・有村蓮 円城塔(えんじょう・とう)作家 1972年北海道生まれ。2007年「オブ・ザ・ベースボール」で文學界新人賞、12年「道化師の蝶」で芥川賞、17年に「文字渦」で川端康成文学賞などを受賞。著書に『Self-Reference ENGINE』『屍者の帝国』(伊藤計劃との共著)『シャッフル航法』『文字渦』『ゴジラ S.P』など。 ホーイチはヘイケ・グレイブヤードでビワを激しくプレイする ――円城さん訳の『怪談』は、日本人に長年親しまれてきたラフカディオ・ハーンの名作に、「直訳」という手法で新たな光を当てた一冊です。まずは翻訳にいたる経緯を教えていただけますか。 たまたま原文で読んでみたんですよ。2013年にアメリカに行くことになって、無駄な抵抗として機内で英語でも読んでおこうかなと。なぜ『怪談』を選んだのかは忘れましたが、大した理由はなかったと思います。ところが読んでみた

          円城塔さん「怪談」インタビュー 「直訳」で浮かび上がる不思議の国・日本|好書好日
        • 「鴨川を読む×書く」澤西祐典×円城塔×福永信|京都文学レジデンシー

          澤西:私たちはこれまで、日本文学のデータベース「青空文庫」で特定の地名を検索し、そのキーワードを本文に含む作品を読むことで、土地が文学にどのように描かれてきたのかを鑑賞する、というイベントを行なってきました。作品鑑賞までが第一部で、その地名を用いた短い小説をイベント前日に、それぞれ書き下ろし、朗読してコメントしあうのが第二部という、二部構成です(※)。別府、富山、静岡、尾道、岡山とつづき、今回は「鴨川」をとりあげようと思います。コロナ以前は現地に行くことを大切なルールにしていて、我々の中ではこのイベントを「勝手に町おこし」企画と呼んだりしていました。いわば自前で文学レジデンシーをしていたのかもしれません。 円城:今回は、表記ゆれも含めて、「鴨川」「賀茂川」「加茂川」の三つのワードで検索したところ、71作家の作品がヒットしました。文学テキストの本文を参照しながらイベントをオンラインで行なうこ

            「鴨川を読む×書く」澤西祐典×円城塔×福永信|京都文学レジデンシー
          • 【書評】簡単に「共感」してくれるな | 又吉直樹 小説『劇場』|レビュー/感想/考察 | フラスコ飯店

            ——あなたなら、①と②のどちらを選ぶだろうか? 僕は①の「だけど」を選ぶ人のほうが多いと予想する。 どうして「②だから」ではなく「①だけど」が入ったほうが自然な文に思えてしまうのか。この記事のテーマはまさにこの疑問にある。 「共感」と「おもしろいかどうか」。2つの間に結ばれた関係はどのようなものか。小説「劇場」を通して考えてみよう。 劇作家・永田が見る世界 又吉直樹(以下敬称略)の小説第2作「劇場」は、演劇を志す永田が金もなくボロボロの状態で東京の街をうろうろと歩き回る描写から始まる。誰もが永田に嫌な視線を投げつけてくる。しかし、永田がとある画廊の窓を覗いているとき、となりに1人の女性が現れる。その女性は自分と同じように窓のなかを覗いていた。それが沙希との出会いだった——。 作者の又吉はこう語る。 「劇場」という小説は、恋愛というものの構造がほとんど理解できていない人間が書いた恋愛小説です

              【書評】簡単に「共感」してくれるな | 又吉直樹 小説『劇場』|レビュー/感想/考察 | フラスコ飯店
            • 完全新作TVアニメ『ゴジラ S.P』脚本は円城塔、キャラ原案は加藤和恵

              POPなポイントを3行で 完全新作TVアニメ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』 アニメーション制作はボンズ×オレンジ 脚本にSF作家・円城塔、キャラデザに『青の祓魔師』加藤和恵 「ゴジラ」シリーズの完全新作となるTVアニメ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』が、2021年4月よりTOKYO MXほかにて放送される。 アニメーション制作は、『僕のヒーローアカデミア』などを手がけるボンズと、どちらも3DCGで制作されたアニメ『宝石の国』『BEASTARS』でとりわけ注目を集めたアニメスタジオ・オレンジ。 監督は『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』の高橋敦史さん、シリーズ構成・脚本は『道化師の蝶』で第146回芥川賞を受賞したSF作家・円城塔さんが務める。 なお、円城塔さんがTVアニメのシリーズ構成と全話脚本に挑戦するのは今回が初めて。 さらに、キャラクターデザイン原案は『

                完全新作TVアニメ『ゴジラ S.P』脚本は円城塔、キャラ原案は加藤和恵
              • アニメ『ゴジラ S.P』脚本 円城塔による小説刊行 もう一つの実験的物語

                2021年に放送されたアニメ『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』の小説版が、集英社から発売される。 執筆を担当するのは、シリーズの構成と全脚本を手がけたSF作家・円城塔さん。 価格は1980円(税込)。7月26日(火)に発売が予定されている。 小説版『ゴジラS.P』あらすじ 2030年、千葉県逃尾市に一体の未確認飛行生物が飛来する。 「ジェットジャガー」と呼ばれる銀色のロボットと交戦の末、突然死を遂げたその怪鳥は「ラドン」と名付けられた。 その後、逃尾市周辺でラドンの死骸が相次いで発見されて――小説で描かれるもう一つの物語。 via JUMP j BOOKS 芥川賞作家・円城塔が脚本を担当した『ゴジラS.P』 『ゴジラ S.P』は、2030年の千葉県にある架空の都市を舞台に描かれる物語。 町工場「オオタキファクトリー」で働く有川ユンと、空想生物を研究する大学院生の神野銘が、世界規模で起こ

                  アニメ『ゴジラ S.P』脚本 円城塔による小説刊行 もう一つの実験的物語
                • 【鼎談】円城塔✕千葉雅也✕山本貴光|GPTと人間の欲望の形|文學界

                  ChatGPTなどLLM(大規模言語モデル)は われわれの思考をどのように変えうるか。 かねてよりその可能性についてそれぞれの仕方で思索を深めてきた三氏が 記号接地問題から精神分析、文学までを縦横に語る。 ◆プロフィール円城塔(えんじょう・とう) 1972年生まれ。作家。著書『Self-Reference ENGINE』『道化師の蝶』『エピローグ』『プロローグ』『文字渦』『ゴジラS・P〈シンギュラポイント〉』等。 千葉雅也(ちば・まさや) 1978年生まれ。作家・立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。著書『動きすぎてはいけない――ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』『現代思想入門』『エレクトリック』等。 山本貴光(やまもと・たかみつ) 1971年生まれ。文筆家・ゲーム作家・東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。著書『文体の科学』『「百学連環」を読む』『記憶のデザイン』等。 ■ジェネレー

                    【鼎談】円城塔✕千葉雅也✕山本貴光|GPTと人間の欲望の形|文學界
                  • 円城塔がめちゃくちゃ嫌いだ。評価されてほしくない

                    「後藤さんのこと」を読んでめちゃくちゃ面白いと思ったのがおよそ10年前。大学生の頃だった。 この短編集は今でもかなりの名作だと思っているし、ハードカバーを買って大事に持っている。(小説は絶対に文庫版で買うという決意を持っているこの俺が、だ) どの短編もこれまでに読んだことのない新鮮な後味で、何度でも読み返した。 この人の小説がもっと読みたいと思った。 そこで読書メーターやレビューサイトを見ると、「数学や物理を使って書かれた純文学」みたいな書評が目についた(ちゃんとした表現は覚えていない)。 そうかな。と思った。 作者・円城塔は理系出身者らしい。 なるほど。確かに、「さかしま」「考速」「ガベージコレクション」あたりには、理系的なモチーフがふんだんに埋め込まれていたし、その中には確かに数学や物理の単語もあった。 どちらかというと情報系分野の香りの方が強く感じたけど。まあ情報も数学の一部だしな。

                      円城塔がめちゃくちゃ嫌いだ。評価されてほしくない
                    • 芥川賞162回分の選評を分析してみた|大滝瓶太

                      前回、「小説家になろう」に投稿された新着2000作品のタイトル分析を行った。やったからといって特別なにか新しいことがわかった訳ではないのだけれど、「精読(close reading)」の対義語である「遠読(distant reading)」は何かの役に立ちそうではある。ということで、別のものを「遠読」してみることにした。 とはいえ、ぼくとしても時間や手間がかかるようなことはしたくない。なのでネット上でデータベース化されたものを対象にしたいと周りをみるとちょうどいいのがあった。みんな大好き、「芥川賞」である。 「日本で一番有名な文学賞」である芥川賞のウォッチャーならば、上記サイトを知らないひとはおそらくいないだろう。2020年5月現在、第二次世界大戦時の中断を挟んでこれまでに162回行われてきたこの文学賞の選評がこのサイトではデータベース化されている。そこで今回、ここにある選評(の抜粋)をス

                        芥川賞162回分の選評を分析してみた|大滝瓶太
                      • 巨人の肩で跳ねる;月ノ美兎の企画の面白さ

                        去年のお正月は寅年にちなんで虎の字で1ページの大半が埋まったりするマンガの感想記事を書きました。 卯年のことしは月ノ美兎委員長の動画・企画の面白さについて話をします。 (埋め込みリンクを動画25・ツイート3・他サイト5くらい張ったから、重いかも……) 記事要約 記事本文 月ノ美兎がパワフルな土産を抱えて帰ってきた そもそも委員長って誰? ▼にじさんじvtuberやこれまでの委員長の一般的な配信スタイルって? 現在の委員長は動画投稿勢。ライブ配信は雑談中心 名監督、月ノ美兎 演者ならではの編集と演出で面白い ▼「大問題でしょ」を「当たり前でしょ」に;正反対な音声と字幕 ▽奇想視聴覚作品『お邪魔しまぁす!』 名登人家、月ノ美兎 既存企画を参考にしたモノも結構ある。でもだからこそ凄さがわかる チョイスがよい チョイ足しがよい ▼付与されたゲーム性 ▽食の臭いを嗅ぎ分け、狩り場をさまよう『配信中に

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                        • もはや注釈がメイン!?注釈が多い小説まとめ - 日々の栞

                          小説や評論などで、補足のために注釈が付けられていることはよくあることだ。 しかし、本文よりも注釈がメインになっている小説があるといえば驚くだろうか? ポストモダン*1小説と言われる小説には、既存の発想にとらわれない様な小説が数多くある。 その中には注釈が本文よりも多くなってしまい、もはや注釈の方がメインじゃないかと思う様な小説が幾つかある。注釈を使って新しい文学表現を切り開いた小説たちだ。 この記事では、注釈が多すぎる一風変わった小説を紹介したい。 『なんとなく、クリスタル』 / 田中 康夫 『33年後のなんとなく、クリスタル』 / 田中 康夫 『烏有此譚』 / 円城 塔 『偶然の聖地』 / 宮内 悠介 『その午後、巨匠たちは、』 / 藤原 無雨 『中二階』 / ニコルソン・ベイカー 『なんとなく、クリスタル』 / 田中 康夫 新装版 なんとなく、クリスタル (河出文庫) 作者:田中 康夫

                            もはや注釈がメイン!?注釈が多い小説まとめ - 日々の栞
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