医療従事者向けの新型コロナウイルスワクチンの優先接種が関西各地で始まりました。ワクチンの供給不足が懸念される中、京都の病院が1瓶あたり通常の5回ではなく「7回打てる注射器」の使用を発表しました。 3月8日から関西でも始まった医療従事者向けの優先接種。大阪府では約31万人の医療従事者が接種を希望していますが、国から示された配分量はわずか7万人分です。また、高齢者向けのワクチンは4月12日から接種が始まりますが、こちらも量が不足しています。 そんな中、大阪府豊中市では保健所の職員らが高齢者のワクチン接種について会議を開いていました。市では当初、かかりつけ医での個別接種を中心に考えていましたが、4月に配られる量は市の高齢者の1%分と少ないために個別接種を断念。高齢者施設の入所者などから優先接種を検討しています。しかし、課題も。 (豊中市保健所 松岡太郎所長) 「施設を優先にしてもやはりワクチンが