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谷内六郎の検索結果1 - 11 件 / 11件

  • 1981年に坂本龍一が選んだ140冊の本

    先日TwitterのTLを眺めていたら、1981年に当時29歳の坂本龍一がおすすめの本140冊を選出しているチラシの画像を見つけました。どうやら紀伊國屋書店による企画だったようです。 「坂本龍一が選んだ。坂本龍一の世界が見えた。The 龍一 BOOK HUNTING」と題されたこのチラシは、残念ながら誤字脱字があったり、分野別に整理されておらず見にくかったり、40年後の今日から見ると書誌情報の追加が必要だったりと難点があるので、これらの不備を補完してみました。 案外に詩集が多いことと数学書が含まれていることが興味深いですね。 「坂本龍一が選んだ。坂本龍一の世界が見えた。The 龍一 BOOK HUNTING」 【音楽】 柴田南雄『楽のない話——柴田南雄自選著作集』、全音楽譜出版社、1976年。 柴田南雄『音楽の骸骨のはなし——日本民謡と12音音楽の理論』、音楽之友社、1978年。 高橋悠治

      1981年に坂本龍一が選んだ140冊の本
    • つくつく法師の記憶(再掲) - 風のかたみの日記

      (初回投稿 2020年8月29日 2022年8月27日加筆) 「夏の終わり」は何故か切なく物悲しい。何となくそんな気がする。それは眩しい日差しが少しずつ薄れてゆくせいなのか。それともやがて訪れる秋を無意識裏に受け止めた為なのか。否、ただ単に一人黄昏ているだけなのか。 ひと口に「夏の終わり」と言っても、その気配を知るきっかけは人それぞれ違うだろう。例えば、人影が途絶えた避暑地。歓声が消えたテニスコート。クラゲが漂う波打ち際。仕舞い忘れたビーチチェア。或いは早朝の空気の澄明感、集団登校する子供達の歓声かも知れない。 しかし、もしそれが蝉時雨であると言ったら、少し変に思われるだろうか。実を言うと私に「夏の終わり」を告げるのは「つくつく法師」の鳴き声なのである。 蝉は早ければ五月頃から鳴き始めるそうだ。「ハルゼミ」という種らしいが私は聞いた覚えはない。専ら耳にするのは、七月初旬の「ニイニイゼミ」と

        つくつく法師の記憶(再掲) - 風のかたみの日記
      • 主役は横須賀美術館。ミュージアムという建築そのものを愛でられるワールド #VRChat

        主役は横須賀美術館。ミュージアムという建築そのものを愛でられるワールド #VRChat2022.07.10 23:009,334 武者良太 空間そのものがアートだということが、濃厚に伝わってきます。 美術館といえば展示されている美術品を見て楽しむスペースですが、見て回っているときに思ったりしませんか? 建物そのものが見てみたいな、って。 住宅やオフィスの作りとは違う、回遊性が高い構造を隅から隅まで味わってみたい。そんな願いもソーシャルVRの世界では叶えられます。 今回ご紹介するのは、そにっく241@メタバース建築さん( @sonic88510 )が手掛けた「Yokosuka Museum of Art -横須賀美術館-」です。横須賀の海沿い、観音崎公園に作られた横須賀美術館の許可、協力のもと公開されたVRChatワールド、デジタルツインなスペースです。 Image: GoogleGoogl

          主役は横須賀美術館。ミュージアムという建築そのものを愛でられるワールド #VRChat
        • 東京メトロ各駅停車の旅・表参道駅『青山通り①山陽堂書店』 - 嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2

          山陽堂書店 山陽堂の歴史 谷内六郎 東京メトロ各駅停車の旅・表参道駅『青山通り①山陽堂書店』 Omotesando Station, a trip that stops at each station of the Tokyo Metro "Aoyama-dori①SANYO-DO SHOTEN" 東京メトロ半蔵門線表参道駅 半蔵門線のホームに隣接する銀座線の1000系車両 車両デザイン 旧1000形の車体色は、当時、ベルリンの地下鉄に使用されていた車体色を模したものであり、地下にあっても晴れやかな明るさがあるということで採用されました。 1000系は、その車体色“レモンイエロー”を、旧1000形のDNAを受け継ぐシンボルとして取り入れました。 銀座線1000系|東京メトロより マーク・レッキーによる「Fiorucci Made Me Hardcore feat. Big Red Soun

            東京メトロ各駅停車の旅・表参道駅『青山通り①山陽堂書店』 - 嵐、ゴルフ、ミステリーの日々2
          • つくつく法師の記憶 - 風のかたみの日記

            「夏の終わり」は何故か切なく物悲しい。何となくそんな気がする。それは眩しい日差しが少しずつ薄れてゆくせいなのか。それともやがて訪れる秋を無意識裏に受け止めた為なのか。否、ただ単に一人黄昏ているだけなのか。 ひと口に「夏の終わり」と言っても、その気配を知るきっかけは人それぞれ違うだろう。例えば、人影が途絶えた避暑地。歓声が消えたテニスコート。クラゲが漂う波打ち際。仕舞い忘れたビーチチェア。或いは早朝の空気の澄明感、かも知れない。 しかし、もしそれが蝉時雨であると言ったら、少し変に思われるだろうか。実を言うと私に「夏の終わり」を告げるのは「つくつく法師」の鳴き声なのである。 蝉は早ければ五月頃から鳴き始める。「ハルゼミ」という種らしいが私は聞いた記憶がない。専ら耳にするのは、七月初旬の「ニイニイゼミ」と下旬の「クマゼミ」に「ヒグラシ」、それに八月から加わる「アブラゼミ」の大合唱。但し、どれがど

              つくつく法師の記憶 - 風のかたみの日記
            • オリコンのアンパンチ論争の記事の重箱の隅をつつく - ネットロアをめぐる冒険

              この前、アンパンチ論争をやなせたかしの思想から考えてみる、という記事を書きました。 www.netlorechase.net そしたら、その2日後に、なんだか似たような記事が出ました。 www.oricon.co.jp ちょっと前にバズッた私のツイートの内容がそのまま掲載されていたり、「アンパンマンの正義」がやなせの戦争体験から生まれたことであることや、「善と悪のバランス」の話など、あまりにも似通った部分が多く、「くそ!パクられた!」と思ったのですが、よく読んでみると、これを書いた記者はどうやらちゃんと原本にあたってそうであり、同じ本を読んだら似た結論になるのは仕方がないかな…と、鷹揚に思ったりしました。 ただ、どうもこの記事は少々誤りがあることや、出典の明記の少なさ、ちょっと補足したいなあというところがあったので、記事にしてみました。正直かなり重箱の隅をつつく意趣返しの記事なので、あんま

                オリコンのアンパンチ論争の記事の重箱の隅をつつく - ネットロアをめぐる冒険
              • 「谷内六郎」さんの絵に憧れて、文章で表現できないものか?と考えたのが「北風小娘」です - tnkado’s blog

                同世代以上の方なら、CMで流れていた 「週刊新潮は、明日発売です」を記憶している方も 多数いると思う 長年、週刊新潮の表紙を飾った 「谷内六郎」さんの絵の世界が好きだった あのような絵を描いてみたいと願ったが あいにく、私は絵を描くことが苦手だった せめて文章で表現できないものか?と考え 「北風小娘」を書いてみた 結果は、遥かに及ばずだった⤵ 当たり前だけれども・・・ 本業が忙しいので、落ち着いたら再び「北風小娘」に チャレンジしようと思っておりますが その頃には、季節は春になりそうです(笑) www.shinchosha.co.jp

                  「谷内六郎」さんの絵に憧れて、文章で表現できないものか?と考えたのが「北風小娘」です - tnkado’s blog
                • 2022年に読んだ本

                  1月外間守善「沖縄の歴史と文化」大黒屋光太夫「北槎聞略 大黒屋光太夫ロシア漂流記」★★★杉田玄白「蘭學事始」海老澤有道校注「長崎版 どちりな きりしたん」坂井孝一『承久の乱 - 真の「武者の世」を告げる大乱』村上貴弘「アリ語で寝言を言いました」遠山美都男「壬申の乱 天皇誕生の神話と史実」★松野隆雄「エビ・カニはなぜ赤い ――機能性色素カロテノイド――」亀田俊和「観応の擾乱 室町幕府を二つに割いた足利尊氏・直義兄弟の戦い」★★上原 作和「現代語で読む歴史文学 完訳 太平記(一)」司馬遷「史記1 本紀」琉球から、歴史の原文へ。太平記と史記を並行して読み始める。 現代語訳とはいえ長くてしんどい。 2月「現代語で読む歴史文学 完訳 太平記(二)」司馬遷「史記2 書・表」柿沼陽平「古代中国の24時間-秦漢時代の衣食住から性愛まで」★★★上原 作和「現代語で読む歴史文学 完訳 太平記(三)」司馬遷「史

                    2022年に読んだ本
                  • 有名人の死

                    有名人の死更新情報忌日1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月死に様自殺-①岡田有希子ポール牧大杉君枝倉沢七海遠藤康子日高富明戸川京子沖田浩之ねこぢるチェ・ジンシル堀口綾子美咲沙耶沖雅也円谷幸吉田宮二郎川端康成U;Nee麻生美由樹カート・コバーン草柳文惠伊藤隆大畠山麦宮城宗典マイケル・ハッチェンスアドルフ・ヒトラー塩谷庄吾甲斐智枝美可愛かずみ太宰治犬丸りん南条あや古尾谷雅人松岡利勝井上大輔チャン・ジャヨンチョン・ダビンシャーンドル・コチシュ山田花子岡真史ジャック・マイヨールイルゼ・コッホ鈴木いづみ清水由貴子高野光森下直人ロベルト・エンケ三輪田勝利デュオ・クロムランクジム・ジョーンズマリアてるくはのる桂三木助(4代目)キム・ダウル有島武郎剣持勇御船千鶴子久野久レスリー・チャン若山セツ子加藤善博自殺-②翁美玲陳琳伊藤京子ルーシー・ゴードン阿知波信介ティック・クアン・ドック団優太シ

                      有名人の死
                    • 病因人間論 あるいは抵抗の産声のための少しだけ長い物語 - やすだ 😺びょうたろうのブログ(仮)

                      ※注意! 筆者は医療の専門家ではなく、また当記事は文化史エッセイに属するものであり医学的内容に責任を負うものではありません。治療に関する判断は専門機関にご相談ください。 α.はじめに 自分の病気の成立に自分自身が能動的に関与しているということを本気で考える人がいたら、それによって病気の理論が変わるだけでなく、その人の世界との関係も一変するだろう。彼の倫理的、宗教的、政治的な態度も変化するに違いない。 (ヴァイツゼッカー『病いと人』) 偶然にも本稿では採り上げていないが、オリヴァー・サックス『妻を帽子とまちがえた男』といえば、脳科学・奇病エッセイの古典的名著であるという評価に異論を差し挟む者は少ない。しかし、いつだったかネットのレビューで、かの「名著」に対する苦言を目にしたことがある。 細かい文言は忘れてしまったが、それはおよそ次のようなものであった。 「これは現代のエレファント・マンにも喩

                        病因人間論 あるいは抵抗の産声のための少しだけ長い物語 - やすだ 😺びょうたろうのブログ(仮)
                      • 「新しいということは、昨日に変わることではなく、何時までも古びないこと」 安野光雅さん寄稿|じんぶん堂

                        記事:筑摩書房 書籍情報はこちら 手から離れた、ブックデザイン そのころ、各社で文庫本が企画され、ちくま文庫も仲間入りをしました。先達は何と言っても岩波文庫です。 その岩波文庫もカバーをつけ、背文字も従来の物より大きくし、新装にされたのですが、ファンからみるとその新装でさえ気に入らなくて、昔のままの(カバーをとったらほとんど昔のまま)姿でいてほしいとおもったそうです。わたしもそうおもいました。 ちくま文庫の装丁のときは、表1の部分は、まわりを何ミリだったか白く残すという決まりを提唱し、それを当時編集部にいた松田哲夫さんが金科玉条にして、文庫が出発しました。文学のジャンルに入るものと、学術とか、ドキュメントなどのジャンルに入るものとでわけ、わずかに地色の区別をつけました。書店の本棚に並んだとき、ちくま文庫という、存在を記すことができるようにするため、「赤いほそい帯のしるしをつけてくれないか」

                          「新しいということは、昨日に変わることではなく、何時までも古びないこと」 安野光雅さん寄稿|じんぶん堂
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