脱・部活ダンス 低迷を続けてきたAKB48が、やっと音楽に本腰を入れてきた。 すでにMVが発表されている新曲「元カレです」は、昨年までK-POPグループ・IZ*ONEで活躍していた本田仁美をセンターに据え、これまでには見られなかった水準のパフォーマンスを披露している。 なかでもダンスは、BTS「Butter」にも参加したグループ・GANMIが振り付けを担当した。小さな動きを多用し緩急をつけたその展開は、非常にスタイリッシュな内容だ。昨年秋発表の前作「根も葉もRumor」が、最初から最後まで全力で踊るだけの部活ダンスだったのと比べると、無駄な動きもなくフォーメーションも工夫されている。 そこからは、より積極的に音楽とダンスに向き合おうとする意思がうかがえる。つまり、K-POP同様に“音楽をちゃんとやるガールズグループ”を志向している。 選抜メンバーにも、IZ*ONEを生んだオーディション番組