世界的に猛威をふるう新型コロナウイルス感染症の影響で、約3カ月遅れの開幕(6月19日)となったプロ野球。 日本じゅうが「ステイホーム」を余儀なくされた期間中、日本人選手たちの多くは、SNSでファンと交流したり、自宅でのトレーニング風景や料理動画を公開したりと、それぞれの“おうち時間”を過ごしてきた。 一方、日本に不慣れな外国人選手がこの期間をどう過ごしていたかは、あまり報じられてはいない。グラウンドの内外で常に彼らと行動をともにする球団所属の通訳さんたちが、日々どんなサポートをして、どう立ち回っているかもよく知る人は少ないだろう。 そこで今回は、プロ野球を裏で支えるスペシャリスト「通訳」の仕事ぶりにスポットライトを当ててみる。通訳という仕事を選んだ経緯から、食事面を含めた異文化コミュニケーションの実情、さらに“コロナ禍”のなかでの外国人選手との関わり方まで、気になるところをうかがった。 話