女子大生が高校時代の英語教師とばったり再会した。母校を退職したばかりの元教員はネットワークビジネスにはまっていて、しきりに月利10~20%を謳う暗号資産投資を勧めてきた。しかし、投資した先は違法なマルチ商法業者。元本すら戻って来ず、元教員は「私も同じ被害者」と取り合ってくれない──。先週、元教え子との間でこのような金銭トラブルを発覚した「れいわ新選組」所属の沖縄県宜野湾市議。周辺を取材すると、ほかでも「怪しい水」の販売に躍起になっていた様子が浮かび上がってきた。 【卒アル入手】“ド派手すぎる”と生徒の間でも有名だったプリティ宮城氏の教師時代 *** 発端はTwitter上での告発 この市議の名はプリティ宮城ちえ氏(63)。ものまねタレントのような名前だが、9月11日に投開票された沖縄県宜野湾市議選にれいわ新選組の公認候補として出馬し、当選したばかりの歴とした市議会議員である。もちろん本名で
「事業計画」はただの勧誘目標 「紹介者と一緒に作成した『事業計画』は、想像していたものとは全く違っていました。」 「事業計画」と聞いて一般的に思い浮かぶのはこれから手掛けるビジネスの内容や売り上げ見込み、マーケティング方法といったものだろう。ところが本連載で取り上げてきた悪徳商法集団、「環境」に所属していたCさん(旧帝大出身、システムエンジニア)が作成を指示された「事業計画」は、単なる勧誘目標だった。 彼らはこのような言い換えや承認手法を駆使して会員を勧誘に向かわせ、考え抜かれた勧誘方法で外部者を取り込んでいく。本稿では元会員への取材を通してその実態に迫る。 30人・20人・10人の目標を立てることに 「環境」では勧誘行為を「現場」、勧誘目標を「事業計画」と呼んでいる。夜に3件の勧誘をこなせば「昨夜は3件現場をやった」となる。「環境」に入るとすぐに「事業計画」を紹介者と作るように言われ、勧
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