NHKの5分間番組『みんなで筋肉体操』で「筋肉は裏切らない!」などのインパクトある言葉が話題となり、筋トレブームの立役者の1人となった近畿大学生物理工学部人間環境デザイン工学科准教授の谷本道哉さん。2019年9月には『みんなで筋肉体操語録 ~あと5秒しかできません!~』(日経BP)をはじめ複数の関連書籍が発売されるなど、その勢いはとどまるところを知らない。全3回でお届けするシリーズの第1回目では、
NHKの5分間番組『みんなで筋肉体操』で「筋肉は裏切らない!」などのインパクトある言葉が話題となり、筋トレブームの立役者の1人となった近畿大学生物理工学部人間環境デザイン工学科准教授の谷本道哉さん。2019年9月には『みんなで筋肉体操語録 ~あと5秒しかできません!~』(日経BP)をはじめ複数の関連書籍が発売されるなど、その勢いはとどまるところを知らない。 全3回でお届けするシリーズの第1回目では、サラリーマンだった谷本さんが筋肉に魅せられ、研究者の道に踏み込んだきっかけや、どのような考えで何を研究していったのかを教えてもらった。 ――早速ですが、昔から筋トレが好きだったのですか? 谷本 小学校の頃から筋トレ好きの兄をまねして筋トレで「遊んで」いましたが、本格的に始めたのは高校の時です。高校ではラグビー部に所属し、競技力向上のために筋トレに取り組みました。 中高の頃から、大学に進学しても筋
「みんなで筋肉体操」でおなじみの谷本道哉さん。「その時々に興味のあることに熱中し、行き当たりばったりで生きてきました」 NHKの人気番組「みんなで筋肉体操」の指導員としておなじみの谷本道哉・近畿大准教授は、その上半身の驚異的な逆三角形が印象的だ。3月中旬、取材場所の喫茶店に濃紺のジャケット姿で現れた際、鍛え抜かれた体形はシルエットからみてとれた。開口一番出てきたのはやはり、新型コロナウイルスの感染拡大に関する心配事だった。 「感染を恐れて高齢者が外に出なくなっている。動かないと筋力が衰えていく。これはまずいと思い、室内でできる効果的な体操企画をNHKのスタッフにメールで打診し、数日後に実現にこぎつけました」 「やるか、すぐやるか」をモットーとする谷本さんらしい有言実行だった。 ■ ■ 若い肉体を保つための具体的な筋トレ方法ときめ細かな食事術をまとめた本書は、5年前に刊行された書籍の新装版
(写真:徳永徹) 昨年から今年にかけて3シーズンが放送された、NHKの5分間番組である『みんなで筋肉体操』。「筋肉は裏切らない!」などのインパクトある言葉が話題となり、筋トレブームを巻き起こした。 「みんなで筋肉体操」で筋肉指導として筋トレのメニュー開発と指導を担当した谷本道哉氏に、筋肉をつけるための食事法についてうかがった。 ※本記事は、NHK「みんなで筋肉体操」制作班/谷本道哉:著『みんなで筋肉体操』(ポプラ社)より、一部を抜粋編集したものです。 まずはしっかりタンパク質を摂る! 1回20g以上が目安だが朝食と間食では不足しがち 筋肉作りに最重要な栄養素は間違いなくタンパク質です。タンパク質は筋肉の材料になるというだけではありません。摂取することで筋肉の合成反応のスイッチを入れる作用もあるからです。 特に重要な働きをするのがロイシンというアミノ酸です。1食に2~3g程度のロイシンで筋肉
運動の前に「姿勢」を見直そう 「特に高齢者は、自粛生活を続けて筋力が弱まると、歩くのも辛く感じるようになるでしょう。また、心肺機能などの持久的体力は筋肉よりも衰えが早く、2週間体を動かさないだけで、如実に変化が現れます。ちょっと歩いただけで息が上がるなどの体の変化を感じている人もいるかもしれません。とはいえ、いきなり運動しましょうと言われてもハードルが高いもの。普段運動していない人がいきなり負荷の高い運動をすると体を痛める可能性もあります」 そこで谷本氏が勧めているのが、まずは「姿勢」を見直すことだ。 ©iStock.com 「家でじっとしていると、『前かがみ』の姿勢が多くなりがちです。パソコンやスマートフォンを見ているとき、背中が丸まっていませんか。また、家事には前かがみの姿勢を前提とした動きが多く、洗濯、掃除、料理や片付けなど、意識しなければ胸を張った姿勢でできる作業は一つもありません
最初から再生 続きから再生 ↓以下はオプション。反映させるには「最初から再生」ボタンを押してください speed: 1 ×閉じる 話題沸騰のNHK『みんなで筋肉体操』の指導者、谷本道哉さん。読者のために、全身をまんべんなく引き締める、6つの完全プログラムを組んでくれました。 谷本さんに聞いた「筋トレできれいにやせる 筋肉体操・谷本道哉が指南」はこちら⇒★ やせる筋トレ完全プログラム6種目 スクワット、プッシュアップ、ペンギンフライ、ニートゥチェスト、ナロープッシュアップ、サイドランジの6種のプログラムを組み合わせて実行する。 プログラム全6種目に取り組む場合は、下記に挙げるAまたはBプランがお薦め。もちろん、気になる部位の筋トレだけを選んで取り組んでもOK。 筋肉がトレーニングによる疲労から回復して成長するには、休息が不可欠。同じ部位を毎日鍛えるのは控え、中1日の休息を取ろう。 1. 下半
長く続けるために練習の質を高める。 谷本道哉(たにもと・みちや)/近畿大学生物理工学部准教授。専門は筋生理学、身体運動科学。「筋肉は裏切らない」で筋トレブームを起こす。NHK『筋肉体操』はじめTV出演や講演などで健康に過ごすための運動効果をわかりやすく解説。近著に『新装版 学術的に「正しい」若い体のつくり方-なぜあの人だけが老けないのか? 』(中央公論新社)など。 井戸「トレーニング動画はいつも拝見していますが、谷本さんの太もも、実物を前にすると物凄い筋肉ですね〜。とても、僕はそういう風にはならないので、すごい!」 谷本「持久系のスポーツがまるでダメな僕からすると、トライアスロンをやっている井戸さんはスーパーマン。うらやましいですね。ところで、僕はランニングでの怪我の悩みの相談を受けた時にバイクやスイムを採り入れること、つまりトライアスロンのような方法を勧めています」 井戸「そうなんですか
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