東北もう梅雨明け たった20日間、史上2番目の短さ 被災地の製氷工場では、従業員が真夏の日差しの下で氷の積み出し作業に汗をかいていた=11日午前10時ごろ、気仙沼市港町 仙台管区気象台は11日、東北が梅雨明けしたとみられると発表し、東日本大震災で大きな被害を受けた被災地も夏本番を迎えた。東北の南部は平年より14日、北部は17日も早く、ともに昨年より7日早い。1951年の統計開始以降、南部は4番目、北部は3番目に早い梅雨明けとなった。 梅雨入りは南部、北部とも6月21日で、平年に比べて南部で9日、北部で7日遅かった。梅雨の期間は20日間で、南部は67年の19日間、北部は同年の15日間に次いで、それぞれ観測史上2番目の短さだった。 気象台予報課は「太平洋高気圧が急速に強まり、梅雨前線を北に押し上げたため、梅雨明けが早かった」としている。 県庁所在地の期間中の雨量(速報値)は青森87.0ミ