毎日のように飲んだり食べたりしていても、それがどこからやってきたかという歴史を聞かれて、すぐに答えられる食べ物はあまり多くありません。お茶もおそらく、その1つに入るでしょう。 植物の葉などをお茶のように煮出して飲む飲料は日本各地に存在していましたが、チャノキの葉である茶葉を使ったお茶の故郷は、お隣、中国であると言われています。今回は、お茶の歴史について振り返って見ていきたいと思います。 ※「チャノキ」と「茶」に関しての詳細は「初心者でも最低限知っておきたいお茶の種類と見分け方」を参照ください。 最初は薬だった!お茶の始まり 中国でお茶の利用が始まったのは、神話時代まで遡るとされています。2代目の皇(おう)であり、現在は医薬と農業の神として祀られている神農が、毒に侵された際に茶の葉を食し、解毒したというのが最初であると伝えられています。このことから、当初は解毒の薬として使われており、葉を食べ
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