最近やっと耳慣れてきた「トクホ」。詳しくは知らないけど健康によさそう、というイメージを持っている方も多いかもしれません。消費として、どのようにトクホと付き合っていくのがよいのでしょうか。 最近、やっと耳慣れてきたようにも思う「特定保健用食品」、―いわゆる「トクホ」。 トクホが誕生したのは1991年。健康食品に偽装が多かったため、当時の厚生省(現・厚生労働省)がきちんと国で審査して商品を差別化し、どの商品が健康のために役立つのかを明示する目的で作られました。その後、2016年10月現在までに1200を超える商品が登録されています。 ところが最近、消費者庁の目をかいくぐり、表示どおりの関与成分が含まれていないにも関わらず、トクホとして販売が継続されている商品があることが分かりました。対象となった6品目はトクホの許可を取り消されるという事態になったのですが、なぜこのようなことが起きたのでしょう。