ブックマーク / synodos.jp (71)

  • 「論理的思考」の落とし穴――フランスからみえる「論理」の多様性/『「論理的思考」の社会的構築』著者、渡邉雅子氏インタビュー - SYNODOS

    「論理的思考」の落とし穴――フランスからみえる「論理」の多様性 『「論理的思考」の社会的構築』著者、渡邉雅子氏インタビュー 社会 「ロジカル・シンキングを身につけよう」「これからの教育に必要なのは論理的に話す・聞く・書く能力である」……論理的に考え、書いたりプレゼンテーションしたりする能力はビジネスや教育分野でもてはやされ、現代では欠かせないスキルとして広くうたわれている。 しかし改めて考えると、「論理的」とはなにか? 「論理的」であることは何に立脚しているのか? どこでも共通する普遍的なものなのか? 『「論理的思考」の社会的構築』を著した渡邉雅子氏は、「「論理的」だと感じる思考や論理の型は、実は文化によって異なっており、それぞれの教育の過程で身につけていくものだ」と指摘している。稿では、「論理」の多様性やその社会的構築過程、小論文教育から見えるフランス独自の論理のあり方、日におけるア

    「論理的思考」の落とし穴――フランスからみえる「論理」の多様性/『「論理的思考」の社会的構築』著者、渡邉雅子氏インタビュー - SYNODOS
  • ネットは社会を分断しない――ネット草創期の人々の期待は実現しつつある/田中辰雄 - SYNODOS

    インターネット草創期の人々は、ネットは人々の相互理解を進め、世の中を良くすると期待していた。時間と空間を超えて多くの人が意見交換すれば、無知と偏見が解消され、世界はよくなっていくだろう、と。しかし、今日、ネットで我々が目にするのは、罵倒と中傷ばかりの荒れ果てた世界である。相互理解に資する建設的な会話はほとんど見られない。ネトウヨ、パヨクという侮蔑語が示すように、人々は相反する二つの陣営に分断され、果てしなく攻撃しあっているように見える。 ネットとはそういうものだという、あきらめに似た見解もひろがってきた。人間にはもともと自分と似た考えの人や記事を選ぶ傾向があり、それは「選択的接触」と呼ばれている。ネットでは情報の取捨選択が自由にできるため、この選択的接触が非常に強まる。自分と同じ意見の人をツイッターでフォローし、フェイスブックで友人になり、自分と似た見解のブログを読めば、接する情報は自分の

    ネットは社会を分断しない――ネット草創期の人々の期待は実現しつつある/田中辰雄 - SYNODOS
  • 昔は新米より古米の方が高かったし、 戦国時代の人は整然と歩けなかった!? / 高野秀行×清水克行『世界の辺境とハードボイルド室町時代』トークイベント | SYNODOS -シノドス-

    昔は新米より古米の方が高かったし、 戦国時代の人は整然と歩けなかった!? 高野秀行×清水克行『世界の辺境とハードボイルド室町時代』トークイベント 情報 #新刊インタビュー#『世界の辺境とハードボイルド室町時代 現代ソマリランドと室町日は驚くほど似ていた! ――この驚きの事実をノンフィクション作家・高野秀行と歴史家・清水克行が語り合った『世界の辺境とハードボイルド室町時代』が注目を集めている。どのように室町時代とソマリアは出会ったのか、そして米、納豆、河童の話まで。縦横無尽のトークイベントの模様をお伝えする。9月25日、東京堂書店神田神保町店で行われた『世界の辺境とハードボイルド室町時代』トークイベントより抄録。(構成/山菜々子) 清水 日は二人の対談集『世界の辺境とハードボイルド室町時代』の刊行記念イベントです。まずはあのがどういう経緯でできたのか話をしなくてはいけませんね。 高野

    昔は新米より古米の方が高かったし、 戦国時代の人は整然と歩けなかった!? / 高野秀行×清水克行『世界の辺境とハードボイルド室町時代』トークイベント | SYNODOS -シノドス-
  • 日本に必要なのは「セカンドチャンス」――人口減を逆手に「眠れる人材」を生かすには?/『武器としての人口減社会』著者、村上由美子氏インタビュー - SYNODOS

    に必要なのは「セカンドチャンス」――人口減を逆手に「眠れる人材」を生かすには? 『武器としての人口減社会』著者、村上由美子氏インタビュー 情報 #新刊インタビュー#武器としての人口減社会 人口が減ってしまうと、日はもう終わりだ……そう思っていませんか? 『武器としての人口減社会』(光文社新書)は、経済協力開発機構(OECD)東京センター長である著者の村上由美子氏が、OECDの国際比較統計を用いながら、人口減を最大限に生かすための政策を提言している意欲的な一冊です。どのように人口減社会をチャンスに変えるのか、その重要なキーとなる日の眠れる人材はどこにいるのか、村上氏にお話をうかがいました。(聞き手・構成/山菜々子) ――人口減を扱ったの多くは悲観的なものですが、『武器としての人口減社会』は国際統計を比較しながら、「人口減」について現実的に向き合っただと感じました。 国際比較して

    日本に必要なのは「セカンドチャンス」――人口減を逆手に「眠れる人材」を生かすには?/『武器としての人口減社会』著者、村上由美子氏インタビュー - SYNODOS
  • シリア「内戦」の見取り図/末近浩太 - SYNODOS

    シリアにおける今日の騒乱は、元をたどればいわゆる「アラブの春」の一環として、2011年3月に始まった。 手元の『朝日新聞』のデータベースを検索してみると、シリアに関する記事で「内戦」の語が頻出するようになったのは、それから約1年が経った2012年の春である。この頃から「内戦の恐れ」、「内戦の危機」、「内戦化の懸念」といった言葉が紙面を飾るようになり、国軍・治安部隊と反体制武装勢力の双方による暴力の連鎖はエスカレートしていった。その結果、同年6月、国連の幹部が停戦監視の失敗を事実上認めるかたちで、シリアで起こっていることを「内戦」と呼んだ。以来、シリア「内戦」の語は様々なメディアで用いられている。 確かに、シリア人どうしが戦い、シリアの街や村が文字通り瓦礫に変わっていく様は、一般的な「内戦」のイメージに符合する。だが、シリアで起こっていることを「内戦」と呼ぶことには、問題の質を覆い隠してし

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  • 「安保法制関連法案」を徹底検証!/小原凡司×木村草太×荻上チキ - SYNODOS

    5月14日、自衛隊の活動範囲を広げ、集団的自衛権の行使を可能にすることなどを盛り込んだ安保法案関連法案が閣議決定された。いったいなにがどう変わるの!?複雑な条文の内容を徹底解説!2015年05月14日(木)放送「安保法制関連法案が閣議決定。複雑な条文を徹底検証!」より抄録。(構成/飛田尚子) ■ 荻上チキ Session-22とは TBSラジオほか各局で平日22時〜生放送の番組。様々な形でのリスナーの皆さんとコラボレーションしながら、ポジティブな提案につなげる「ポジ出し」の精神を大事に、テーマやニュースに合わせて「探究モード」、「バトルモード」、「わいわいモード」などなど柔軟に形式を変化させながら、番組を作って行きます。あなたもぜひこのセッションに参加してください。番組ホームページはこちら → http://www.tbsradio.jp/ss954/ 荻上 日のゲストを紹介します。東京

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  • 『憲法改正とは何か』――著者の独り言/阿川尚之 - SYNODOS

    2013年7月末のある日、慶應の三田キャンパスで偶然会った書の編集担当者氏からやや唐突に、「憲法改正についてのを書きませんか」と声をかけられた。せっかくの申し出だったけれども最初断わろうと思ったことは、書のあとがきに記した。私は日国憲法を系統だって勉強したことがないし、当時活発に議論されていた改正問題に首をつっこみたくない。そう述べる私に、その後さんざんお世話になる同氏は、「いやいやアメリカ憲法の改正についてのです」と説明し、「まあできれば、多少は日国憲法の改正についても触れてもらえればとは思いますけれど」と付け加えた。 あれから3年経ち、ようやくこのが世に出て、なぜこの仕事を結局引き受けたのだろうと改めて思う。一つには、アメリカ合衆国憲法が制定されて以来今日までに27回改正されたその歴史を自分自身が知りたいという、純粋な知的好奇心があった。憲法改正の歴史を書けば、私がここ2

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  • 新春暴論:政治資金を透明化する簡単な方法/山口浩 - SYNODOS

    毎年12月になると「今年の漢字」が選ばれるのが恒例になっているが、2016年は「金」だった。理由がいくつか挙げられていて、「リオオリンピックにおける日人選手の金メダルラッシュ」のような明るい話題もあったが、前東京都知事の政治資金問題など、「政治と「金」(カネ)に絡む問題が次々と浮上した」というあまり歓迎できないものも入っている。 確かに思い返してみれば、政治資金をめぐっては、辞任に追い込まれた前都知事の件が火をつけたのか、グレーな案件だの、首をかしげたくなるような案件だのが相次いで報じられた。最近のものをちょっと拾うだけで出るわ出るわ。 ・政治資金パーティーで宝くじ配布 自民党川口支部 東京新聞2016年12月22日 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201612/CK2016122202000138.html ・三反園氏陣営

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  • 「大正デモクラシー」はどうして戦争を止められなかったのか/成田龍一氏インタビュー - SYNODOS

    社会運動、政党政治、普通選挙――民主主義的な言論や運動が活発に行われた「大正デモクラシー」。しかし、その後日戦争の時代へと突入してしまう。なぜ大正デモクラシーは戦争を止められなかったのか。歴史学者の成田龍一氏に話を伺った。電子マガジンα-Synodos vol.142より、一部を転載。(聞き手・構成/山菜々子) 「大正デモクラシー」とはなにか ―― 今回は、「大正デモクラシーはどうして戦争を止められなかったのか」というテーマでお話を伺えればとおもいます。まずは、「大正デモクラシー」はどのようなものだったのでしょうか。 まず、「大正デモクラシー」という言葉についてですが、これは同時代に使用された言葉でもなければ、歴史用語として定着しているわけではありません。論者によって「大正デモクラシー」といったときの時期や内容や評価が様々です。「大正」という元号と、「デモクラシー」というカタカナとが

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  • 反対意見を持つ相手を味方にする方法/D・カーネギー - SYNODOS

    ■反対意見を持つ相手を味方にする方法 第一次世界大戦の直後、米国上院議員ロッジ氏とハーバード大学ローレル学長が、ボストンで国際連盟についての公開討論を行なうことになりました。国際連盟は現在の国際連合の前身で、アメリカのウィルソン大統領が提唱したものです。ロッジ上院議員はそれに反対する中心人物です(最終的にアメリカ政府は国際連盟への加盟を断念しました)。 彼はボストンの聴衆の大半が自分の意見に反対しているのを感じていました。しかし、みんなを説得しなければなりません。どうすればいいのでしょうか? 聴衆の考えを正面から非難する? いや、それはだめだ――。彼は、抜け目のない心理学者でもあったため、自分の願いをそんな未熟なやり方で台なしにはしませんでした。 ロッジ議員はまず、「親愛なるアメリカ国民の皆さん」と呼びかけて、聴衆の愛国心に訴えかけました。聴衆との意見の相違を小さく感じさせ、同じように大切

    反対意見を持つ相手を味方にする方法/D・カーネギー - SYNODOS
  • これからの「共生」のために――外国人労働者をいかに受け入れるか/市川正司×出井康博×結城康博×荻上チキ - SYNODOS

    2016年11月18日、参院会議で外国人労働者をめぐる2つの法案が成立した。ひとつは違法な長時間労働に罰則を設けるなど外国人の技能実習の適正化法案で、もうひとつは外国人の在留資格に介護を加える改正入管法。しかし、開発途上国の人材育成に協力する目的でできた外国人技能実習制度が、実際は安価な労働力として使われるなど、外国人労働者の受け入れをめぐっては様々な問題点が指摘されている。外国人労働者をめぐる課題について、弁護士の市川正司氏、著書『ルポ ニッポン絶望工場』(講談社+α新書)があるジャーナリストの出井康博氏、介護問題について詳しい淑徳大学教授の結城康博氏を交え、改めて考える。2016年11月21日(月)放送TBSラジオ荻上チキ・Session22「外国人労働者、受け入れは進むのか?」より抄録。(構成/若林良) ■ 荻上チキ・Session22とは TBSラジオほか各局で平日22時〜生放送

    これからの「共生」のために――外国人労働者をいかに受け入れるか/市川正司×出井康博×結城康博×荻上チキ - SYNODOS
  • 地方住民の政治参加を促すパンチャーヤト制度――インドの「進んだ」地方自治・行政組織/森日出樹 - SYNODOS

    最近、レイプ事件など女性に対する暴力が何かと話題になっているインドで、今年になってまた衝撃的な事件が報道された。他のコミュニティの男性と恋愛関係になったトライブ(少数民族)の女性が、村のトライブの長によって招集された村裁判の会議で集団レイプの刑を宣告され、複数の男性からレイプされたという凄惨な事件である。 インドでは、地域によっては、特定のコミュニティやカースト内での慣習や規律に関する問題を扱う長老会議・裁判のようなものが存在し、社会で一定の権威を保持してきた。よく知られているものに、カープ・パンチャーヤト、あるいは、カースト・パンチャーヤトなどと呼ばれるものがある。そこでの決定はしばしば個人の婚姻の自由を侵害するものや、女性への暴力となるようなものが含まれることから問題視されている。 もちろんこうした決定機関に正式な法的地位・権限はない。インド法律委員会(Law Commission o

    地方住民の政治参加を促すパンチャーヤト制度――インドの「進んだ」地方自治・行政組織/森日出樹 - SYNODOS
  • サイバー攻撃を分類する/小沢知裕 - SYNODOS

    シリーズ「国際紛争の新しい形」では、技術の進歩によって変容する国際紛争の姿を、様々な角度から解説していきます。(協力:先端技術安全保障プロジェクトNeSTeP) サイバー攻撃というとデータを盗んだり、破壊・改竄したり、コンピュータまたはコンピュータシステムを使用不能にしたりするものが多い。これらは電子的であったり、心理的、社会的なダメージをもたらすが、直接的にモノが壊れたりはしない。 例えば私がサイバー攻撃を受けたとする。PCを起動して、全てのファイルが消去されていることに気付いたとき、私が頭を掻きむしったとしたら、頭皮に物理的なダメージが多少はあるだろう。しかし、攻撃の直接的なダメージはモノに対しては働いていない。私のPCがただ電子的、あるいは磁気的な形で被害を被って、書きかけの原稿を失った私は社会的なダメージと心理的なダメージを受けることになるのだ。 ところが、実際のところ、サイバー攻

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  • シオニズムとは何か――イスラエルの孤立化と軍事信仰の起源/鶴見太郎 - SYNODOS

    シオニズムとは何か――イスラエルの孤立化と軍事信仰の起源 鶴見太郎 歴史社会学、ロシア・ユダヤ史、パレスチナ/イスラエル 国際 #イスラエル#シオニズム シリアやイラクの混迷があまりに衝撃的であるからか、かつてほど注目を集めなくなっているとはいえ、中東における紛争地としてもはや「老舗」となっているイスラエルとパレスチナ。その状況は、現在でも悪化の一途をたどっている。ときが経つにつれ、その解はますます闇のなかに埋もれていく感があるが、この紛争が生じた経緯そのものはそれほどわかりにくいものではない。 ロシアを含むヨーロッパにおけるユダヤ人迫害が契機となって、列強の支援を受けながらユダヤ人がパレスチナ地域に押し寄せ、国家建設を行ったことで、もともと暮らしていた人々(現在ではもっぱら「パレスチナ人」と呼ばれる)や、その同胞としての周辺諸国のアラブ人とのあいだで争いが生まれた、というのが基構図であ

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  • テロの連鎖を断ち切るには――現代テロリズムの傾向と対策/黒井文太郎×福田充×荻上チキ - SYNODOS

    2016年7月1日、バングラデシュの首都ダッカで武装集団が飲店を襲撃し、日人7人を含む20人が亡くなった。また7月15日、フランスの都市ニースで革命記念日の祭りでにぎわう見物客の中に大型トラックが突っ込み、少なくとも84人が死亡、100人以上が負傷した。今回は、軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏と日大学危機管理学部教授の福田充氏を招き、世界各国で発生しているテロに対して今後いかなる備えが必要なのか、その傾向と対策を考える。2016年07月18日放送TBSラジオ荻上チキ・Session-22「世界各地でテロ相次ぐ。現代テロリズム、その傾向と対策」より抄録(構成/畠山美香) ■荻上チキ・Session22とは TBSラジオほか各局で平日22時〜生放送の番組。さまざまな形でのリスナーの皆さんとコラボレーションしながら、ポジティブな提案につなげる「ポジ出し」の精神を大事に、テーマやニュースに合

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  • 再エネが入らないのは誰のせい?――接続保留問題の重層的構造/安田陽 - SYNODOS

    9月24日の九州電力の発表に端を発したいわゆる「接続保留問題」は、再生可能エネルギー(以下、再エネ)事業者のみならず、国民全体を巻き込んだ大議論に発展し、現在に至っています。この問題は、とかく電力会社や政府の説明不足・不作為がやり玉に挙げられ易い傾向にありますが、とりあえず誰かを悪者にしてそれを批判して溜飲を下げたとしても、あまり問題は解決しそうにありません。なぜならば、この問題は電力系統全体の最適設計問題や制度設計の問題が複雑に絡んでおり、重層的構造を成しているからです。わかりやすく単純な構図にするほど、問題の質から遠ざかる可能性があります。 この接続保留問題を考えるにあたって、複雑に絡み合った糸を解きほぐすために、以下のように論点を分けて整理したいと思います。 1.接続可能量問題(電力会社管内の問題) 2.接続料金問題(ローカルな問題) 3.透明性と制度設計の問題 1は比較的広いエリ

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  • 外交政策はいつどうして変わるのか?/『苦渋の選択』著者デイヴィッド・A・ウェルチ氏インタビュー - SYNODOS

    国家の外交や対外政策はいつ、どのようにして変化するのか。そうした問いの視角からは、いまの東アジア情勢はどうみえるのか――安全保障問題の世界的な権威であり、現在北海道大学法学研究科に招聘されているウェルチ氏に、日政治を専門とする佐々田博教氏がインタビューした。(構成 / 吉田徹) 佐々田 『苦渋の選択』はこれまで国際政治学のように、国家が「どう動くか」ではなく、国家の「対外政策の変化」、あるいはそのパターンに焦点を当てています。 ウェルチ 国際政治学でも、国家が「どう動くか」についてのきちんとした一般理論はありません。あるのはいかに国家が「動かない」かについての理論だけです。有名な「デモクラティック・ピース」(民主国家同士は戦争しないという説)にしても、国家が「動かない」ことを前提にしています。しかも国が戦争をしない理由を説明するものですから、国際紛争がいつ、どのようにして起きるのかは説明

    外交政策はいつどうして変わるのか?/『苦渋の選択』著者デイヴィッド・A・ウェルチ氏インタビュー - SYNODOS
  • ひきこもり報道におけるメディアの問題点とは / 池上正樹×斎藤環×荻上チキ | SYNODOS -シノドス-

    テレビ朝日「TVタックル」の『ひきこもり特集』で、フリースクールを運営する団体の代表がひきこもっている男性の部屋の扉を突き破るなど暴力的な映像を放送したことに対し、精神科医の斎藤環氏がツイッターやフェイスブックで異議を唱えた。ひきこもり報道におけるメディアの問題点とは?ひきこもりの実態、そして支援の在り方について、斎藤環氏とジャーナリスト・池上正樹氏が語り合う。2016年03月28日放送TBSラジオ荻上チキ・Session-22「”ひきこもり”をめぐるメディア報道に異議あり~当に必要なひきこもり支援とは?」より抄録。(構成/大谷佳名) ■ 荻上チキ・Session22とは TBSラジオほか各局で平日22時〜生放送の番組。様々な形でのリスナーの皆さんとコラボレーションしながら、ポジティブな提案につなげる「ポジ出し」の精神を大事に、テーマやニュースに合わせて「探究モード」、「バトルモード」、

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  • 第二次安倍政権の教育政策――「お金をかけない教育改革」の是非/村上祐介 - SYNODOS

    第二次安倍政権では、成長戦略を掲げた経済政策と、安保法制に代表される安全保障政策が大きな社会的関心を集めた。その一方、安倍政権の教育政策に関して、世論の関心は経済や安保ほど高くない。 しかし、安倍政権は「教育再生」を掲げてさまざまな改革を行っており、そのなかにはかなり大きな影響を及ぼす可能性のあるものも少なくない。後述するが、第二次安倍政権のこれまでの教育政策は「お金をかけない教育改革」がその特徴であると筆者は考えている。ここでは、第二次安倍政権のこれまで(2016年3月まで)の教育政策を振り返り、その特徴と今後の課題を展望してみたい。 第二次安倍政権での教育政策の概要 現在の政権は、大臣・副大臣などの政務三役による政治主導を志向した民主党政権とは異なり、首相・官邸主導による政策形成が行われる傾向が強い。加えて安倍政権では自民党の文教関係議員(文教族とよばれる、文科省とのつながりが深い族議

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  • イギリスのEU離脱とスコットランド――独立への茨の道/久保山尚 - SYNODOS

    イギリスのEU離脱とスコットランド――独立への茨の道 久保山尚 スコットランド史、スコットランド政策研究 国際 #英国#EU離脱#スコットランド独立 UKでは6月23日にEU離脱をめぐる住民投票が行われ、離脱派が52%の票を集めて勝利した。UK北部のスコットランドでは離脱派が38%、残留派が62%と、EU残留への支持が強く、離脱を支持したイングランドとウェールズとのEUへの姿勢の違いが顕著に現れた。 これを受けスコットランド首相のニコラ・スタージョンは、EU支持を表明したスコットランド人の意思を尊重し、スコットランドをEU内に留めることに全力を注ぐと公言した。またEU加盟は独立国であることが条件であるため、スタージョンはスコットランド独立を問う住民投票の開催を示唆し、それに向けた法整備等の準備を始めるよう閣僚に指示した。 UKのEU離脱という政治的衝撃により、スコットランドのUKからの独立

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