マサチューセッツ総合病院とスウェーデンのKarolinska研究所が合同で、治療の大事な側面である医師と患者の関係について行った研究が興味深い。研究は“医師は患者の痛みを感じ、また治療による効果も感じ取っている”ことを明らかにした。事実ならまさに医師は神、“お医者さん”と呼びたい存在である。詳細はMoledular Psychiatryでネット公開されている。 研究では医師18名に痛みを伴う熱刺激を体験してもらい、脳内のどの領域が活性化するのかをMRIスキャンしておく。次に仕掛けで用意されたニセ患者が症状を訴えるのだが、医師たちの脳は実際痛みを感じる領域で反応していることが判明。また治療を行う際には別の領域が反応したが、そこはプラシーボ効果(薬効成分がないものにも、効いたように感じること)が起こるのと同じ場所であった。 研究を主導したKarin Jensen博士は「医師たちの脳は患者の痛み
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