介護福祉士の受験資格として2016年度から義務化される国指定の実務者研修が、福知山市内で5月から始まる。京都府、市の支援を受けて、一般社団法人福知山民間社会福祉施設連絡協議会(廣田真会長)が、研修器材が整う成美大学2号館に拠点を構え、府北部で初めて実施する。これまでは府南部まで出向いて受講する必要があったが、近場で学べるようになり、府北部の福祉職員の確保と養成につなげる。 ■介護福祉士受験資格の実務者研修を実施■ 府北部の福祉人材不足対策として、府は一昨年10月に府北部福祉人材養成システムを打ち出した。福知山、舞鶴、宮津に、それぞれ研修拠点を置き、15年度から3年間で1千人の確保を目指す。 舞鶴では介護福祉士の養成校が4月に開校した。福知山では、福祉職員や他業種の人が介護福祉士の受験資格を得るために必要な、介護福祉士実務者研修を含む現任者研修を実施する。現任者研修の実施母体となる民間社会福