"3DSショック"が直撃した任天堂株。1月29日の株式市場で株価は一時9%を上回る急落となり、市場関係者の落胆を誘った。前日に2015年3月期の連結営業利益の見通しを従来予想から半減の200億円に引き下げた。売上高は前期比4%減の5500億円と400億円の下方修正。5500億円という水準は過去最高だった09年3月期の3分の1にも満たない。業績不振の主因となったのが携帯型ゲーム機「ニンテンドー3D
ゲーム業界の大きな競争環境の変化が、高収益企業の代表格だった任天堂の業績を直撃している。同社は27日、2012年度3月期の連結最終損益が200億円の赤字に転落する見通しを発表。28日の決算説明会で岩田聡社長は「年末商戦の盛り上がりを期待している。来期には改善する」と語った。しかし任天堂を襲っているのは一過性の販売不振ではない。インターネットやスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)を駆使したゲー
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