借金を繰り返し、仕事や家庭を失ったり犯罪に手を染めたりすることもあるパチンコ依存症。実態を明らかにすることで苦しむ人を減らそうと、「ギャンブル依存症問題研究会」が2日、発足する。中心となるのは、ホームレス問題解決への政策提言などを行うNPO法人「ビッグイシュー基金」。同基金の佐野章二理事長(74)は「依存症はホームレスへの入り口であり、自立支援を阻む最後の難関。解決法を探りたい」と話す。(加納裕子) 金盗んでも 「今日で1年になりました。仲間に感謝し、これからも頑張ります」 2月下旬、奈良県大和高田市の回復施設「セレニティパークジャパン」。節目の日を迎えた男性2人が約30人の入所者を前に発表していた。全員が近くのグループホームに暮らし、回復プログラムを受けながら依存症からの脱却を目指す。 大阪府出身の男性(27)は20歳のころからネットゲームにのめり込み、「働きたくない。パチンコで金を稼ご
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