中国四川省遂寧市近郊で8月31日午後、高速鉄道の列車が緊急停止した。路線を管轄する成都鉄道局は車両の故障が原因と明らかにした。同省のメディアが伝えた。 列車から煙が発生し、乗客がパニック状態になったとの情報もあるという。故障した列車は走行不能となり、乗客は別の列車に乗り換えた。成都鉄道局が故障の原因を調べている。列車は同省達州から成都に向かっていた。 浙江省の高速鉄道事故を受けて政府が高速鉄道を減速する方針を示したのに伴い、同路線も最高時速を200キロから160キロに落としていた。 6月末に開業した北京-上海高速鉄道では車両メーカー、中国北車が開発した列車「CRH380BL」の故障が相次ぎ、同社は修理のため同型の車両を全て回収している。四川省で故障を起こした列車の種類は不明。(共同)