真ん中から曲がり、折れにくい遮断棒=JR西日本提供 踏切内に残された車が遮断棒を折り、そのまま電車が通過したり、ダイヤが乱れたりするのを防ぐため、JR西日本は、折れにくい遮断棒を開発したと発表した。2本の遮断棒を樹脂製の部品で連結するなどして、車がぶつかっても曲がって衝撃を逃がし、元の形に戻る。順次、導入するという。 車が線路に入っている間に遮断棒が下り始めても外に出られるように、踏切から外に出る方向に曲がる。近畿4府県の6踏切で試験的に設置し、折れる件数が年間計41件から10件ほどに減ったという。 JR西によると、遮断棒付き踏切は管内に約5460カ所あり、2012年度の遮断棒の折損は1148件。折れると修理までの間、電車は徐行で通過する必要がある。