青ひげノート - 「つよきす」から見る自分勝手な原作ファンに対しての憤り つよきす(アニメ公式) つよきす(原作) アニメ版『つよきすCool&Sweet』(以下つよきすCS)は「大根」である。原作を演じるのが下手なのだ。例えば異例のシャッフル構成をした『涼宮ハルヒの憂鬱』の場合でも、原作者を交えて密に構成会議をしていたから、原作未プレイを公言するつよきすCSとは大違いだろう。原作と大幅に方向が変わる場合、まずつよきすCS制作者が「可能性を模索」することで、それに合わせて原作からの視聴者も可能性を模索する。 ハルヒは特殊な例かもしれないが、『ゼロの使い魔』くらい原作が生かされていれば文句はない。あれも構成と細部*1が多少違うが、そこまでの逐語訳は求めない。要するに、原作の改変は基本的にアリだと思うが、それが「一から作ると面倒だから、原作の上っ面と人気だけ借りよう」みたいなことなら、少し違う
今北産業 パッとしないエロゲの主人公ですが、では求められる力は何でしょうか。 イケメン・金持ち・優等生にも振り向かないヒロインがなぜ惚れるのか。 「それがエロゲのお約束だから」という逃げ道を封じて考えていきます。 *1 共感力 結論から言ってしまえば、ヒロインたちに対する共感力のようなものでしょうか。主人公はパッとしないがシンクロ率は高い。そしてこれは、特に泣きゲに見られる傾向ですが、ヒロインのトラウマに主人公がいかに共感するかが、物語を語る上での主な興味になっています。具体的にどういうことか見ていきましょう。 難攻不落なヒロインがなぜ落ちるのか ただでさえ、他の女の子が群がるイケメン・金持ち・優等生に少しも屈しないのに、その上完全に嫌われている状態でスタートする、という難攻不落タイプの話があります。このタイプは搦め手を描くパターンで簡単にほぐれます。 ヒロインは独自の信念や理想を持ってい
注:少々ネタバレ有 ここまでのあらすじ Fateとひぐらしの意外な共通点 前回の記事 TYPEMOON『Fate/stay night』と07th Expansion『ひぐらしのなく頃に』の共通点を前回考察しました。それは、コミュニケーションの失敗が大きく影響する世界観になっていることです。主人公が空気読めないばかりに殺されそうになるばかりではなく、例えばFateにおいてはマスターの三つの令呪、ひぐらしにおいては「嘘だっ!!」というような具体的な形で、その失敗に対するリスクが現されています。 コミュニケーションに対する希望と不安は、現代ラノベやエロゲで盛んな三つの形式を取ります。ISRで分類すると、「ツンデレ」「セカイ系」「学園異能」の三つになります。ツンツンがデレデレになる、自意識がセカイになる、他者が能力を持った異者になる、の三パターンです。総合すれば、自意識=セカイと他者=異能力者に
ツンデレ TYPEMOON『Fate/stay night』と07th Expansion『ひぐらしのなく頃に』は、両方とも同人出身商業進出の作品なので、共通点があるだろうと考えました。それは何かと言うと、Fateもひぐらしも物語の原動力としてツンデレヒロインを搭載しているという点です。それも極端なツンデレで、本当に殺されそうになったりします。「これはひどい」と言わずに、まあもう少し読んでください。 学園異能 「現代学園異能(仮称)」とは (フラットでポストモダンな)現代の学生生活の裏には、隠された真実(裏のセカイ)があった。ボクたちは、そのことを知らずに生きてきた。真実は、ボク(主人公、読者)(と異界からの使者=ヒロイン)だけが知っている。平穏な学校生活と、異界のタタカイに引き裂かれるボク。彼らのモノであったこの力を使い、ボクは戦う。 呼び名は「新伝奇」とかでもいいです。さて、上の記事で
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