http://taraxacum.seesaa.net/article/129398484.htmlやhttp://taraxacum.seesaa.net/article/129433790.htmlには、補足的に意見を述べたいということもあるのだが、現在その余裕なし。 さて、「夫婦別姓」問題とも関係があるのだが、家族の双系化の話。社会学や人類学でいう父系や母系というのは、個人を系譜上でどう位置づけるかという問題であり、父権/母権とは問題の準位を異にする。自分は誰の子孫かというときに母方を排除した系譜をつくるのが父系制、父方を排除した系譜をつくるのが母系制ということになる。宗教的な側面で言えば、仏壇にどちらの側の位牌を置いて拝むのかという問題になる。霊友会系の教団では、昭和初期の段階で、父系・母系双方の先祖を祀るということを始めている*1。勿論、現在も多くの人が父親の苗字を継いでいるので