台湾では年2回、Fancy Frontierという名前のイベントが開かれている。これは日本のコミケットを範とした同人誌即売会だ。台湾では日本以上にコスプレが流行しており、このイベントには多数のコスプレイヤーも集まる。 今年7月24・25日に開催されたFancy Frontierには、ニコニコ動画も独自ブースを構えて参加し、ブース前にコスプレイヤーを集めて「生放送」を開始した。ニコニコ動画は台湾に支社を持っており、多くのユーザーを獲得することに成功していたのだ。生放送によって日本と台湾のオタクの心をひとつに結びつけ、オタク文化をさらに充実させようとしたのだろう。 しかし、その現場での振る舞いは決して褒められたものではなかったという。当日、ニコニコ動画の隣にブースを構えた日本人スタッフA氏は、怒り心頭の面持ちで語る。 「まったく冗談じゃないですよ。ニコ動ブースに集まった人だかりのせいで、すぐ隣