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ブックマーク / masanork.hateblo.jp (14)

  • 雑種路線でいこう - 議論よりは物語,論理ではなく共感,IT技術者なら資格や方法論より対話と即興かな

    ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 作者: ダニエル・ピンク,大前研一出版社/メーカー: 三笠書房発売日: 2006/05/08メディア: 単行購入: 26人 クリック: 194回この商品を含むブログ (298件) を見るダニエル・ピンクといえばクリントン前大統領のスピーチライターで,玄田有史がお勧めしているので買った『フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか』が良かったので期待して早速よんでみた. 紀伊国屋で探したら新刊書のコーナーに置かれておらず,5Fの自己啓発書のコーナーで平積みになっていて,しかも大前研一の顔を大写しにした帯にドン引きとゆーか,あぁ僕も大真面目に大前研一の自己啓発書を読むほど下らない奴になったのか,とかなり凹んだのであるが. 書いてあることは『The World Is Flat. A Brief History of the

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    seltsam
    seltsam 2007/03/14
  • OSの内部構造を何故,どうやって勉強するか - 雑種路線でいこう

    デバドラとか組込系の仕事をしたいというのでない限り,いまどきOSについて詳しくても困ることはないんだけど,やはり基的なことは知っておいた方がいい.*1とはいえ,ここ数年で学習環境が大幅に改善したとはいえ選択肢が増えすぎて,何から手をつけていいか却って分かりにくくなった感がある. 僕が学ぼうとした1990年代後半は,教科書というと『オペレーティングシステム―設計と理論およびMINIXによる実装』とか『インサイド WINDOWS NT 第2版 (マイクロソフト公式解説書)』だった.会社には当時は幻だった*2『Lions’ Commentary on UNIX (Ascii books)』の原書とかも置いてあったし,何となく眺めて「あー昔はこんなに見通しが良かったのか」と感動したけど,*3 長文エントリになったんで先に結論を書いちゃうと,今日ぼくが調べた範囲だとFreeBSDを入れて『BSDカ

    OSの内部構造を何故,どうやって勉強するか - 雑種路線でいこう
    seltsam
    seltsam 2006/05/08
  • 人材不足?の背景 - 雑種路線でいこう

    最近「優秀なエンジニアってどこにいるんですかねぇ」とよく聞かれる.当に優秀なエンジニア起業したり,大学に残って研究を続けたり,グーグルに就職したりするんだろうけれども,だいたい探してるのは「Ajaxなひと」とか「Web進化論に出てきそうなGeekたち」とか,ヲイヲイ優秀なエンジニアの基準がそれかよとゲンナリしてしまうのであるが,まぁそんなものかも知れない. いわれてみると前の会社を辞める前に登録したエージェントがずっと静かだったのか,ここ半年くらい急に年収1000〜2000万とか妙に景気のいいメールが飛んでくるようになったり,会社に身に覚えのない外人から電話がかかってきて訝しがっていたらヘッドハンティングだったりとか,そういうのが増えた. 僕は基的に人買いは信用しないし使わないけれども,誘われたら必ず会うようにしている.だいたい印刷屋の親父とかタクシーの運転手とか飲み屋のオーナーは肌

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    seltsam 2006/04/26
  • 技術を活かすための競争戦略 - 雑種路線でいこう

    id:mkusunok:20060129:techstrategyで触れた内容について少し掘り下げてみる。これは歴史の勉強をした後の感想のようなものに過ぎないので、今後もこの通りにやれば成功するという意味ではない。ただ、何をやってはいけないか、という参考にはなるだろう。ベンチャーにとって大事なことは、先行する大企業に先行優位性を発揮させないこと、そしてより大きな技術力や資力を持った後続企業に真似されても差別化し続けられる仕組みをつくることだ。 価格はマーケットインで決めよ これは大企業のイノベーションでよくあることだが、R&Dに大変な金額をかけた割に市場がそれほど大きくない、だから価格を上げてしまおうという失敗である。Xerox StarとかToken RingとかHiSWANaが典型的だ。これらは研究開発予算を正当化するために商品化され、それが素晴らしい革新的なものであることを社内に説

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  • 「本物のプログラマ」もNEETになり得る御時世の処世術 - 雑種路線でいこう

    ぼくはIT業界の中で技術者からマーケティングに移った人間で、最初こそ張り切ってコトラーとか読んだけど、外資系企業で日法人にいて3Cとか分析しても4Pのどれも殆ど触れないことに気づいて、これじゃマーケティング戦略の勉強にはならないなぁと感じて途中から技術渉外っぽい仕事に路線変更した。*1技術渉外というのも一風変わった仕事で、似たような仕事があるといっても非常に限られているだろうし、日企業のそういった部署で中途は採ることは少ないだろうから、日々潰しが利かなくなっているのではないかという不安はある。けれどもまぁ、英語とか段取りとか、自分の苦手なところを鍛えつつ、少し突き放して業界の仕組みを眺める居場所としては面白い。 どこかでいざとなったら技術者に戻れるという気持ちもあって、Virtual PCLinuxとかの環境はつくっているし、手元の環境には一通りのコンパイラは入れているし、研究所でつ

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    seltsam 2005/12/24
  • ITアーキテクト諸君、君は本当に姉歯建築士を笑えるか? - 雑種路線でいこう

    いま仕事でバンガロールにいる。インド人というのは当に25x25くらいまで覚えているらしく、インド人のツアコンの前で1万円札を両替したら、いきなり1の位まで5桁の割り算を暗算されて、びっくりした。この調子なら、32bitや64bitの2進、10進、16進の変換なんざ一瞬であろうし、さぞ素晴らしいプログラムを書いてくれるのではないか、と期待が沸いてくる。にしても、話し始めると止まらないし、妙に聞き取りにくい英語を話す人々なので、口から生まれてきたのではないかと評されがちな私でさえ、あまり長丁場の議論はしたくない。理詰めで延々と議論が続くものだから、曖昧な仕様書を渡そうものなら、きっと著しく生産性が下がるに違いない。仕様のはっきりしているカーネルやプロトコルスタックとか、機能のはっきりしたミドルウェアとか、いまあるソフトの最適化は頼みたいけれども、業務システムとかユーザー・インターフェースとか

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    seltsam 2005/12/10
  • 日本のソフト産業: 重層的な下請け構造とビジネスモデルの不在が課題 - 雑種路線でいこう

    幻滅して開発の現場から逃げ出した,評論家面したコンサルタント崩れとしてひとこと.吉岡さんの問題意識には一理あるし,コーディングできない元請の技術者やコンサルタントがあんな高給で,プログラマの給与が低いのはどうよと思うけれども,だからって設計もコーディングもできる奴が両方の仕事をやるべきだというのは,優秀な技術者の独りよがりな意見じゃないかな.教育に改善の余地はあるにせよ,世のなか優秀な連中ばかりではないのだ.それに何故コーディング経験のない人間が設計しているのか,設計力のない人間がコーディングしているのか,ということはよく考えたほうがいい.とっても非効率なのに. 理由はいろいろあるにせよ,ひとつに仕事の結果ではなく,かけた時間で価格の決まる人月商法がある.ではなぜ人月商法が蔓延るかというと,重層的な下請け構造のなかで,最終的な工数が曖昧なまま仕事が丸投げされ続けるからだ.ではなぜ重層的な下

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  • Microsoftはウェブ・サービス型OSにシフトすべきだったのか - 雑種路線でいこう

    ここ数ヶ月あまりblogを読み書きしないからだになっていたので見落としてしまったけれども,中島さんが面白いことを書いている.いまのタイミングでは素直な感想という気はするけど,Longhornの問題はひとえに遅すぎたことだ.なぜ遅くなったかといえば,全てを新しくするために何でも突っ込もうとする計画に無理のあったところに,Codered, NimdaやBlasterといったセキュリティ・インシデントが相次いだことだ.巨大なプロジェクトに取り組んでいるときに,貴重な技術者を既存製品のセキュリティ向上に取られてしまった. ではスケジュールを抜きにLonghornの方向性は正しかったのかという点に議論を移すと,ぼくは中嶋さんの主張に同意できない.上場企業にとって大切なのは,一義的にはalpha geekの喝采を浴びることではなく儲けることだ.そしてWindowsのビジネスモデルとは,高性能のパソコン

    Microsoftはウェブ・サービス型OSにシフトすべきだったのか - 雑種路線でいこう
  • to have or to be - 雑種路線でいこう

    最近Web 2.0的な世界でのIT投資の行く末を端的に表現するコトバを探していて,予備校時代にハマっていたフロムの『生きるということ』を思い出した.原題の"To Have or to Be? (Bloomsbury Revelations)"というタイトルが気に入っていたのだけれども,改めて読み返してみるとすっかり古くなっていて結論部の政治提言は時代錯誤だし,いま読むに耐えるのはごく一部.まだ同時期に読んだ『脱学校の社会 (現代社会科学叢書)』の方が示唆に富む.ただ"to have"から"to be"へというのは,今後のIT投資を考える上で非常にいいコンセプトとなりそうだ. つまり長い間IT投資というと,何を持つかだった.速いホストコンピュータを持つ,IT部門に○○のスキルを持った優秀な技術者を持つ,様々な最先端の情報を持つ,といった「持つ」ことを通じた差別化戦略が基だった.しかし,今後

    to have or to be - 雑種路線でいこう
  • なぜエリート教育が必要なのか - 雑種路線でいこう

    ぼくと清水さんの間に正直なところ大きな意見の違いはない.多くの人が英語を話せるに越したことはないし,車輪の再発明などもっての他.もっと海外をみろよ海外を,を読めを,ということ自体に全く異論はない. とゆーか清水さんは世間の基準でいうと十二分にエリートっつーか勝ち組と思うんだけど.スタートアップ企業の屋台骨を支えて上場させ,いまは一国一城の主として,おもろいサービスをガンガン世に送り出している訳で... で,お互いお勉強の世界では落ちこぼれだったのかも知れないけど,早い段階で必要を感じて海外の情報を摂取して,一山いくらのエンジニアにはならずに済んだのだから,それはそれで結果オーライというか,いいじゃんうまくいってることを認めようよ,ぜひ子供は立派な英語をしゃべるように育ててくれよ,と ただ,僕に清水さんと違うことがあるとしたら,それなりに今どきの学部生や院生の実情をみていることだ.前の会

    なぜエリート教育が必要なのか - 雑種路線でいこう
  • わたしのチープ革命 - 雑種路線でいこう

    記者志望だった僕はたぶん,チープ革命の恩恵を最も早く受けた部類ではないかと思う.当たり前過ぎて忘れてしまいがちだけれども,活字の世界は最も早くチープ革命の洗礼を受けた.もしネットがなかったら,人生に不器用で学歴も高くなく,なまじプライドは高い自分のような人間は,きっとNEETか,限りなくNEETに近い出版奴隷にでもなっていただろう. Webサイトやblogで簡単に書き物をしてフィードバックを得られるということもそうだけれども,それ以上に情報収集手段による媒体の特権性がなくなったことが大きい.昔だったらプレスリリースを一通り集めるだけでも,マスコミでなければ大変な手間だった.殊に海外事情などはなおさらだ.分析も何もせずとも,特権にあぐらを書いて,投げ込みのプレスリリースを適当に要約して,記者クラブに出入りしたり適当にリークを受けていれば,立派な記者サマになれた訳だ. 逆にどんなに能力があって

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  • なぜキャッチアップ戦略が毎度コケるようになったか,もっとよく考えたほうがいい - 雑種路線でいこう

    戦時中なら、MicrosoftのOSを倒すために国は死にものぐるいで優秀な研究者を集めて新しいOSの研究に国費を投じたかもしれません。ところが日の丸OSとしてのTRONやSIGMAといったものは全て駆逐されてしまいました。しかも他ならぬ外圧によってです。この部分ひとつとっても日政府の知識・技術政策への無知・無関心には閉口してしまいます。 清水さんは歴史を知らないようだ.確かにTRONについては時節柄,米国大使館も手薬煉引いて圧力をかけたがっていたようだけれども,その背後で糸を引いていたのは外国企業ではなくて,実は日のパソコン市場での覇権を巡って小競り合っていた大企業や,IT政策の主導権を巡って縄張り争いに奔走する役所だったのだよ,という話をぼくは当時を知る関係者*1から聞いている.その辺を分かっていながら表向き「歴史的和解」なんて浮かれている連中は基的にみんなグルか,単に歴史を知らな

    なぜキャッチアップ戦略が毎度コケるようになったか,もっとよく考えたほうがいい - 雑種路線でいこう
  • はてなはどこまで経営を拡大すべきだろうか - 雑種路線でいこう

    ぼくは前職で会社が20人くらいのころ入社し,200人を超えたくらいで転職した.上場した途端,上場益で仕事が楽になるどころか,胡散臭い連中がやたらと増えるし,仕事も増えるし,いくら仕事しても給料の増えない会社になってしまったというトラウマに苛まれている僕は,「はてな」がいつまでオープンな社風で,技術者からみてイノベイティブで魅力的な会社たり得るかについて,とても興味を持っている. id:Genpaku 『伊藤さん、はてなの”ちょっと(?)変わった企業文化”は100名規模の会社になっても継続できるものと思われますか?』 (2005/06/10 14:13) id:naoya 『それは非常に困難な課題だと思います。が、近藤を中心に僕らはそれにチャレンジしようと思っています。大きくなってもはてならしさを失わないように慎重に拡大していこうと、それがもっとも根底にあるポリシーなんです。 多くの会社で5

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    seltsam 2005/06/13
  • 労働と熟練と競争と - 雑種路線でいこう

    今日,テレビ局に勤めるダンナを持つ同僚と昼飯をべに行ったら「ぜったい私の方が働いているし,ちゃんとしたキャリアビジョンを持っているのに,のんべんだらりと働いている旦那の方が給与がいい」という話になった.いや,それは不公平だとは思うし,納得できないだろうし,きっとその給与は旦那が稼いでるんじゃなくて,地上波の独占利潤が山分けされてきた一部なのかも知れないけれども,いま儲かってるんだったら社員を安心させてくれる会社があってもいいんじゃないか?というような,とりとめのない話をして別れた. 僕のようにナメた働き方をしている堕落社員は別として,日夜全力で働いていれば,それほど働かず,競争やリスクにも晒されず,のんべんだらりと働いているひとよりも自分が報われなきゃ理不尽を感じても仕方ないとしても,実際のところ給与なんて自分の頑張りとは別のところで決まっているのだし,じゃあ労働市場や職場の環境に追い詰

    労働と熟練と競争と - 雑種路線でいこう
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    seltsam 2005/06/07
    雇用とキャリアパスについて考える
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