一般にApacheに代表されるHTTP 1.1サーバーは、Webブラウザが通常のHTMLファイルにアクセスした時に、Last-Modified(更新時刻)ヘッダとETag(更新時刻などから生成されたハッシュ値)ヘッダを返します。次回以降のアクセスでは、この両ヘッダにセットされた更新時刻やハッシュ値が異なる場合だけコンテンツのダウンロードを行い、そうでない場合にはローカルキャッシュを参照することでトラフィックを削減できます(Shift+リロードなどの特定の操作をした場合には無条件でGETされます)。この機能は「条件付きGET(Conditional GET)」と呼ばれており、RFC2068: Hypertext Transfer Protocol -- HTTP/1.1などに動作が規定されています。一方、PHPファイルなどの動的コンテンツにアクセスした時には、上記の両ヘッダを返されないため、
Posted by: Hirotaka Ogawa @ January 08, 2007 12:58 AM | 何やらGoogle Bloggerで、(従来のFTPを使った方法ではなく)DNSのCNAMEレコードを使って独自ドメインのブログを実現する機能が追加されたようだ。 Blogger ヘルプ : How do I use a custom domain name on my blog? これはGmail for your domainを試験利用中 - Ogawa::Memorandaというエントリーで仄めかしておいた方法と同じだね。 例えば、独自ドメイン「domain.name」を取得しているものとする(厳密にはdomain.nameゾーンを自由に編集できるものとする)。このとき「http://blogger.domain.name/」というURLで(Bloggerの)ブログを公開し
Posted by: Hirotaka Ogawa @ December 11, 2006 11:06 AM | さすがTechCrunch様は常人の斜め下を行くなあ。 TechCrunch Japanese アーカイブ » おお、Gmailはこれで完璧になった Gmail以外のPOP3アカウントにアクセスできるという、たいていのWebメールでは実装されている機能を実現した、ということ。なぜ今まで実装されていなかったかと言えば、それは明らかに優先順位が低い機能だからに尽きるだろう。 そもそもこの機能を利用するメールアカウントとは、 外部メールアドレス(Gmail)にフォワードする機能がなく、 外部ネットワーク(Google)からアクセスできるPOP3サーバを持ち、 (定期的にしかPOP3アクセスしないために生じる)メッセージの到着遅延が容認でき、 第三者(Google)にユーザIDとパスワ
サイボウズオフィス6のカレンダーアイテムを取得して、iCalendar形式に変換するスクリプト、Cybozu2iCalを割と大幅に更新したので、そのご報告。 Cybozu2ICal.ja JP - Ogawa Code 大きな変更点は二つあって、ひとつはサイボウズオフィス6からカレンダーデータを取得・パーズする処理を分離して、WWW::CybozuOffice6::Calendarモジュールを作ったということです。 WWW::CybozuOffice6::Calendarモジュールは、下記のsubversionリポジトリから単体でも取得できます。 http://code.as-is.net/svn/public/WWW-CybozuOffice6-Calendar/trunk/ 私がこのモジュールを作ったのは、iCalendarに変換するだけじゃなくてGData APIを叩くアプリにも使い
Posted by: Hirotaka Ogawa @ August 07, 2006 01:06 PM | Google AJAX Search APIってのがあったんだな。まったくスルーしていた。あまり使われていないのかしら。 Movable Type 3.3のWidget Managerから簡単にプラグインする方法を少し考えてみた。私は3.3に移行していないし、Widget Managerを使う予定もないので(MTIncludeがあるから不必要ではないか、と)、例によって「試してない・やればできるにきまってる」メソッドである。 まず、Google AJAX Search API - Sign UpでサインアップしてAPI Keyを取得する。取得したAPI Keyはちらしの裏にでもメモしておくこと。 次にMovable Type 3.3のテンプレート・モジュールを作る。テンプレート名は
Posted by: Hirotaka Ogawa @ June 05, 2006 03:10 PM | 先週末からMovable Type 3.3 Beta1が出ています。 Six Apart - Movable Type News: Movable Type 3.3 ベータテスト開始 改善点は実はものすごくたくさんあります(日本語訳は今のところ提供されていません)。 Movable Type 3.3 Beta - Bug Sumbissions for Movable Type 3.3 (beta) 以下雑感。 Transformer機能 プラグインから管理画面のインタフェースをカスタマイズできる機能が追加されています。直感に従えば、この機能はBigPAPIとほぼ同等の機能なのでしょう。なのでやっぱりBigPAPIとコンフリクトします。MT 3.3では、BigPAPIをdisableす
このページではMovable Type 3.2日本語版Release-2の非公式パッチを公開します。 ここで公開するパッチは、私が見つけたものだけでなく、さまざまなユーザ/開発者によって発見され、公開されている情報をaggregateしたものです。ユーザ/開発者コミュニティの努力の成果をより多くのユーザに簡便に享受してもらうこと、さらにはSix Apartがこうした成果を次期バージョンに反映することを容易にすること、が目的です。順次更新していく予定ですので、パッチや不具合の情報があれば遠慮なく、コメントやトラックバックしていただければと思います。 MT-3.2-ja-2-uo-patch.zip 修正内容 一般的な修正 TemplateRefreshプラグインの日本語メッセージで一部ダブルクォートがエスケープされている。 (lib/MT/L10N/ja.pm) mt-xmlrpc.cgi,
Posted by: Hirotaka Ogawa @ September 26, 2005 01:50 PM | このエントリーではMT 3.2に追加されたJavascriptライブラリのひとつ、tc/autocomplete.jsを使って、Tagwire Pluginのタグの入力をアシストしてみます。ここで説明するのは、drry @->Weblog - Movable Type 3.17-ja and customized interface with application templatesで紹介されているAuto-complete Control(actb.js)を利用するのと同様に、タグの入力をオートコンプリートする方法です。actb.jsの方がtc/autocomplete.jsよりリッチな機能を提供しますが、後者はMT 3.2に標準的に含まれ、また前者より機能が限られている
Posted by: Hirotaka Ogawa @ April 20, 2006 04:44 PM | 大方の予想通り、Atom Publishing ProtocolでGoogle Calendar Dataを操作できるようになった。もうどんなデータだろうが、日付情報さえあればGoogle Calendarに突っ込むことが可能だ。「Plaggerで何とか」の夢が広がりんぐ。 Google Code Blog: Google Calendar data API: time to starting coding! Google Calendar Data API 弄っている時間がないのがとても残念。とりあえずこんな感じでPostでけた。 #!/usr/bin/perl use strict; use warnings; use LWP::UserAgent; use Encode; u
Name cybozu2ical - サイボウズオフィスのカレンダーをiCalendar形式に変換するスクリプト cybozu2ical-0.32.zip cybozu2ical-0.20.zip (previous version) Synopsis % cybozu2ical % cybozu2ical --conf /path/to/config.yaml Description cybozu2icalは、サイボウズオフィス6以降のカレンダーアイテムを取得して、iCalendar形式に変換するコマンドラインプログラムです。このプログラムを利用することで、サイボウズのカレンダーを、iCalendar形式をサポートするアプリケーション(Microsoft Outlook, Apple iCal, Google Calendarなど)に簡単に統合できます。 このプログラムを、例えば一時間に
Posted by: Hirotaka Ogawa @ April 15, 2006 12:41 AM | ちょっとコードを書いてみたら、Cybozu Office 6のカレンダーをGoogle Calendarで表示させることができたのでご報告。 Google Calendar - Ogawa::Memorandaの後半でも述べたように、Google Calendarでは、Web上に公開してあるiCalファイルのURLをOther Calendarsに登録することで、任意のiCalファイルをインポート&表示できる。 したがって、Cybozu Office 6の外部連携用のインタフェースを(リバースエンジニアリングして)叩くか、scrapingするかしてスケジュール情報を取得し、それをiCal形式で出力してWebから参照できるようにしておきさえすれば、Google Calendarと連携で
livedoorのWeather Hacks、良いのですが、なぜgeo vocabularyが付いていないのでしょうか? だって天気情報とか地震情報って地理情報でしょう? Weather Hacks - livedoor 天気情報 なんだかな~と思ったので、geo vocabularyを付加するサービスをでっち上げてみることにしました。とりあえずのプロトタイプとして、「http://as-is.net/maps/geolwws.fcgi?url=RequestURL」てな感じでlivedoor WeatherのRSS URLを渡すと、geo vocabulary付きのRSSを返すものを作ってみました。 http://weather.livedoor.com/forecast/rss/index.xml ↓ http://as-is.net/maps/geolwws.fcgi?url=h
Movable Typeでは、mt.cgiなどが生成する画面はHTML::Templateというマクロプロセッサ(≒テンプレートエンジン)を使って実現されています。このマクロプロセッサには大した機能はないのですが、テンプレートを読み込んだ結果をファイルなどにキャッシュしておき、それを再利用することで処理を高速化する機能があります。 実は、MT 3.2以降ではこのファイルキャッシュ機能を簡単にActivateすることができます。方法は、 <MT_DIR>/tmplディレクトリの下にcacheという名前のディレクトリを作る cacheディレクトリのパーミッションをmt.cgiなどから書き込めるように設定する …ただそれだけです。 HTML::Templateのドキュメントによれば、「テンプレートの処理パフォーマンスが50%向上する」とのこと。とは言うものの、テンプレート以外の処理の方が遥かにオ
このブログで長らく公開してきたmt-db-convert.cgi、およびMovable Type 3.2に同梱のmt-db2sql.cgiに大きめのバグを発見しました。どちらのツールでもコンバート後にすでに受信済みのトラックバックを参照できないという問題が生じ得ます。 現在下記にて配布している0.20以降のバージョンでは、すでに対策済みです。 mt-db-convert.cgi: MTデータベースの相互変換CGIスクリプト 過去に一度でもmt-db-convert.cgiかmt-db2sql.cgiを使ってデータベースを変換したことがある場合には、(顕在化していなくても)潜在的には問題がある可能性があります。不安を煽っても仕方がないので、問題の有無を検査したり、データベースを訂正するためのプログラムも用意しましたので、症状に心当たりがある人は試してみるとよいでしょう。 mt-db2sql.
livedoor PICSですが、あまり使われていないそうなので(笑)、Flickrの画像をダウンロードしてきてlivedoor PICSにアップロードするスクリプトを作ってみました。50MBとはいえ貴重なネットワークストレージ、有意義に使いましょう。多分ある時点でlivedoor Blog並に(2GBくらいに)一気に増量されるのではないかと勝手に思っています。 flickr2pics.pl Flickrの画像情報を取り出すのにFlickr Servicesを、livedoor PICSにアップロードするのにlivedoor PICS WebServiceをそれぞれ使っています。「2.0」ぽいですね。Webでサービスしてもよいのですが、トラフィックが洒落にならんのとBrute force attackをされるとかなわんので止めておきます。 スクリプトを動作させるには以下のPerlモジュール
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