大阪府内の高槻市など3か所では、18日の地震で、水道管が破損する被害が出ましたが、破損したのは、いずれも50年以上前に設置された、耐震化されていない水道管だったことがわかりました。 また、吹田市や大東市でも水道管が破損して道路の陥没や住宅の浸水被害が出ました。 この3か所の水道管は、大阪市をのぞく府内全域に供給している大阪広域水道企業団が50年以上前に設置したもので、法律で定められた耐用年数の40年を超えた、耐震化されていない水道管だったということです。 企業団によりますと、これまで大阪府内で耐震化が終わった水道管は全体の31.3%にとどまっています。 厚生労働省によりますと、多くの水道管が一斉に更新時期を迎えていることや、人口減少で水道事業の収入が落ち込んでいることなどから、全国的に耐震化が遅れているということです。 大阪広域水道企業団の諸角誠計画課長は「工事にはさまざまな調整が必要で時