ピトー管(Pitot Tube)とは、航空機の進行方向に向けて取り付けられる計測器です。 管の先端と側面に穴が開いており、それぞれが内部でつながる構造となっています。 そして管内に流入する空気の全圧(Total Pressure)と静圧(Static Pressure)の差圧を動圧(Dynamic Pressure)が求められます。 つまりピトー管とは、圧力を測る計測器です。 よくピトー管で速度を測っていると勘違いしている方がいますが、ピトー管で分かるのは圧力だけです。 その圧力と『ベルヌーイの定理』を用いて計器側で速度を算出したり表示しているのです。 ちなみに静圧孔が付いていないピトー管もあり、その場合静圧は機体の底面や側面に付いている静圧孔の圧力を使用しています。 ベルヌーイの定理とは? さて、先ほど少し出てきた『ベルヌーイの定理』とはなんでしょうか。 ベルヌーイの定理とは『一つの流れ