「ハンチントン」たち 「スコープス裁判」 ニセ科学 著者あとがき 前回の続き。 なぜ科学を語ってすれ違うのか――ソーカル事件を超えて 作者:ジェームズ・ロバート・ブラウン発売日: 2010/11/20メディア: 単行本 「ハンチントン」たち マリオ・ブンゲが大ぼら吹きとよぶ人間の一人に、サミュエル・ハンチントンがいる。ハンチントンは、発展途上国を近代化するための「方程式」について著作をものしているが、その方程式なるものは、悪質な右翼の社会政策を擁護するためにでっちあげられたでたらめにすぎない(ハンチントンによれば、アパルトヘイト下の南アフリカは、「満たされた」社会だった)。 量子力学やカオスにふりまわされるポストモダン主義者は愚かではあるにせよ、実害はほとんどないに等しい(略)。 一方、世の「ハンチントン」たちは、著作やコンサルティングを介して、絶大な権力と影響力をふるっている(ハンチント
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