トンネルとは、山岳・地下・河川・海底などを潜る構造物で、 「計画された位置に所定の断面寸法をもって設けられた地下構造物で、その施工法は問わないが、仕上がり断面積が2m^2以上のものとする」と定義されています。 トンネルの事故には岩盤の崩落、コンクリート片の落下、火災による構造物の破損および落下、地震による破損、工事中における陥没などがあります。 豊浜トンネルは国道299号線の北海道後志管内の余市町と古平町を結ぶトンネルで、1996年2月10日午前8時10分頃に崩落しました。 この崩落事故は、古平町側の出口付近に高さ70m、幅50m、重さ約27000トンもの巨大な岩盤が崩落し、 路線バス1台と乗用車1台が巻き込まれ、バスの乗客18名と運転手1名、乗用車の運転手1名の計20名が亡くなりました。 事故発生後には事故に巻き込まれた人を救出するため、2月11日から2月14日にかけて4回の発破作業を行