1972年3月の富士山大量遭難事故――。日本海低気圧の発達による春一番の暴風雨が引き起こした日本山岳史上最悪の大惨事 冬から春へと急速に季節が移り変わろうとしている今の時期、気をつけなければならないのが「日本海低気圧の発達」だ。この日本海低気圧により、日本山岳史上最悪の大惨事が起きている。この事故の状況を、今回は紐解いてみる。 ヤマケイオンライン読者の皆様、山岳防災気象予報士の大矢です。今シーズンはラニーニャ現象や偏西風の蛇行の影響で久しぶりの冬らしい冬となりましたが、それぞれの冬山を楽しむことができましたでしょうか。 例年より厳しい気象条件だったためか、年末年始の全国の遭難事故件数は昨シーズンに対して11件多い34件だったそうです。そして3月上旬に強い寒の戻りがあったあとは、季節の歩みは確実に進み、一気に春ステージになっています。 しかし、春山では冬山とはまた違った気象遭難のリスクがあり
登山にスマホの地図アプリを使う人が増えている。一方で、紙地図にこだわる人や、スマホに対して懐疑的なスタンスをとる人もいる。紙地図派、地図アプリ派、あなたはどっち? 地図アプリ「ジオグラフィカ」開発者の松本圭司さんは、紙地図派を否定することなく、「地図アプリをインストールしても(装備の)重さは変わらない」という。 紙地図派が、地図アプリ派に対して発する言葉は決まっていると、地図アプリ「ジオグラフィカ」開発者の松本圭司さんは言う。 いわく、 電波が入らないと使えないんでしょ。 電池がすぐなくなるよね。 スマホのGPSは精度が低いのでは? 松本さんは、瞬時にこう返すという。 電波が入らなくても使えます(電波が入らなくてもGPSは捕捉できる)。 機内モードにすれば丸1日充分にもつし、予備バッテリーがあれば数日持ちます。 それは昔の話。いまのスマホはGPS専用機にも劣りません。 紙地図と地図アプリの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く