今年も競馬界を引退する調教師、騎手たちのラストウィークがやってきた。 48歳の最高齢ジョッキー(平地)、本田優も今週で鞭を置く。カワカミプリンセスというお手馬がいるにも関わらず、本人はなんら未練ない引き際だと語っているから、素直におめでとうと申し上げたい。本田がデビューしたのは1980年。最多勝利新人騎手を受賞している。6年後、全国区に名前を轟かせたのがゴールドシチーとの活躍だった。尾花栗毛のグッドルッキングホースとのコンビで、阪神3歳Sで初めてのGⅠ勝ち。皐月賞2着、ダービー4着と健闘するも、ここで本田は敗戦の責任を取って降ろされた。コンビ復活は翌秋まで待たねばならなかった。サクラスターオー、マティリアルら「悲劇の世代」の1頭とあってか、どことなく陰を感じさせる人馬だった。 雌伏の時を経て、再び本田がGⅠの表舞台で輝きを見せるのは90年代に入ってから。私自身、初めて本田という騎手を意識し
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