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ブックマーク / hirotomi.cocolog-nifty.com (7)

  • 競馬サロン ◇ ケイバ茶論: 強いダービー馬の出現

    昨日の続き。 パドックで見る限り、カリカリしているのはむしろウオッカの方だった。フサイチホウオーは、あくびをしたり、ぼんやりと遠くを眺めたりと、リラックスを通り越してむしろやる気を疑われかねないような仕草を繰り返している。一方のウオッカは盛んに首を上下させ、引き手を困らせているようにも見えた。 しかし、帰宅してからあらためてパドックで撮ったウオッカの写真を見てみると、その瞳の奥には、狂気と言うよりは魂の発露が現れているような、そんな”ゆらぎ”のようなものが見て取れた。こういうことはたまにある。現場で分かることもあるし、あとで気付くこともある。「現場でこれに気付いていれば馬券を買えたのに」とは言わないが、パドックという場所はそういうものを見定めるものなのかもしれない。 そんな2頭の姿が一転し、なおかつ明暗が分かれたのが発走前の集合合図がかかった時。悠然と歩を進めるウオッカとは対照的に、フサイ

    senchou
    senchou 2007/05/28
    たしかにウオッカはまっすぐに突き抜けてきた。
  • 競馬サロン ◇ ケイバ茶論: ”Jpn1”を「ジーワン」と読めるか?

  • 競馬サロン ◇ ケイバ茶論: 預託料は”東高西低”?

    突然だが、一頭の馬を厩舎に預けるのに、ひと月にいくらかかるかご存じだろうか? 一口馬主クラブの会員さんはご存じだろう。およそ60~70万。たいていは「維持会費」という名目で、自分が出資した割合に応じた預託料負担を請求されることになる。 ちなみに、社台、サンデー、タイキ、シルク、荻伏など、多くのクラブ法人では一頭あたりの預託料を月60万に設定しており、ラフィアン(マイネル)だけが70万を集めているようだ。ただ、どのクラブも「維持会費の余剰分は引退時に精算」としているので、決してラフィアンが不当な過剰請求をしているということではない。 ところでなぜ維持会費に「余剰分」が発生するのだろうか? 預託料というのは、厩舎ごとに決まった定額などではなく、単に実費を請求されるものだと考えてよい。飼い葉代、獣医代、削蹄代、各種備品の減価償却費、そして厩舎スタッフの人件費…。厩舎は馬一頭に要した経費をそのまま

    senchou
    senchou 2007/02/23
    持ち乗りと美浦の低迷
  • 競馬サロン ◇ ケイバ茶論: ルゼル 華麗なる転身

    2001年の青葉賞を勝ち、2004年に競走馬登録を抹消して浦河のディアレストクラブで乗馬生活を送っていたルゼルが、今春から新ひだか町のレックススタッドで種牡馬入りすることになった。乗馬となる際には去勢されるのが普通だから、乗馬から種牡馬への転身は極めて珍しいケースと言える。さらにその理由というのが「生産者サイドから種牡馬入りの強い要望があったため」というのも、これまた珍しい。 個人的なことだが  このブログは首尾一貫して個人的なことを書き連ねているけど  外国産馬であるルゼルが日にやって来たのは1歳の秋。私は、ルゼルが門別の育成牧場に到着してすぐに彼を撮らせてもらっており、そんな縁から現役中に走った彼の全てのレースは常に注目していた。ダービーでジャングルポケットの14着に敗れた後も、放牧先を訪れて当時2歳の娘と一緒に写真を撮ったものである。現役の競走馬でありながら、子供と一緒に写真を撮れ

    senchou
    senchou 2007/01/30
    2001年青葉賞の勝ち馬(ダービー14着)ルゼルが乗馬から種牡馬に
  • 競馬サロン ◇ ケイバ茶論: そして馬はいなくなった(1)

    12月14日付の当ブログ「映画『硫黄島からの手紙』」で、「実は硫黄島の戦いには、『馬』にまつわるエピソードが隠されている。」と書いた。もちろんエピソードの主役は、映画の中で渡辺謙が演じた栗林中将と、伊原剛志が演じた西中佐の二人。今日から3回は、競馬を離れて、そういったお話をご紹介する。 まずは、「バロン西」こと西竹一について。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 西竹一は、男爵・西徳二郎の三男として生まれた。父は外務大臣や枢密顧問官などを歴任し、駐清公使時代には義和団事件処理に当たった人物でもある。1912年に死去した父の跡を継いで男爵となった竹一は、陸軍士官学校卒業を経て、陸軍騎兵学校に入学。その直後から馬術界で頭角を表し、ロサンゼルス・オリンピックの馬術選手に選抜される。 その頃、彼がイタリアで購入したのがウラヌス号であった。血統書はなかったというが、フランス産アングロ

  • 競馬サロン ◇ ケイバ茶論: 意外と空いてた有馬記念

    暫定更新です。 思ったよりお客さん入ってませんでしたね。帰り際に数字聞いたら「12万には全然届かない」って言ってたんで。……となれば勢い馬券売上げも厳しかったんでしょう。そっちの数字はあまりに気の毒で聞けなかったけど。 そのかわり、引退式に残ったお客さんの数には圧倒されました。ああなると、競馬というより”ステージ”ですね。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 更新。 13時に競馬場入りしたら、ラチ沿いというラチ沿いは大量のカメラマンで埋め尽くされていた。 ウイナーズサークルのあたりから見渡すと、ゴール板付近から始まり、1コーナーを緩やかに曲がったその先の芝1600のスタート地点まで。実に数百はあろうカメラの放列がえんえん続いている。一番ケツまで行くとなれば、有馬記念を2800m戦にしてもらうか、2000ミリレンズでも持ち出すほか手はない。途方に暮れていたところに顔見知りの

  • 競馬サロン ◇ ケイバ茶論: サラブレッドを弱くしたのは

    『馬産の理論と実践』という一冊のがある。 著者はブルヒャルト・フォン・エッチンゲン。第一次世界大戦中のドイツ馬政局長官の要職にあった人物である。当時、「馬産」の目的は、あくまでも軍馬の供給にあったわけで、終戦までの日においても、その役目は同じである。馬が武器であり、馬産=軍需産業だった時代であることを考えれば、馬政局長官という立場の重さは十分想像がつくだろう。 しかるにこの著作が世紀を隔ててなお重要視されるのは、著者が国家的重要人物だったからではなく、当然ながらその内容の秀逸さによるもので、キリスト教における『聖書』、社会主義学における『資論』などに喩えられることから、競馬に関わるものにとっての”バイブル”として、世界のホースマンによって読み継がれてきた。 日でも馬事文化財団から邦訳版が出版されているが、大著である上、僅かな部数しか発刊されていないことから一般の書店で入手することは

    senchou
    senchou 2006/09/24
    2歳戦の話など。MM/MEMO : arikui 経由。
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